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2026.09.26
【磯部正文】1997年3月にSXSWへ編
- BLOG
前回のVol.15では1997年の8月にAIR JAM ‘97に出演させてもらった時のことを書かせていただきました。
今回は、そのAIR JAM ‘97より少し前の話を。
アメリカのテキサス州オースティンで1987年から開催されている音楽祭・映画祭などが組み合わさった大規模イベントのSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)。
1997年3月に初めての海外でのライブを、SXSWで行えた時のことから始めよう。
HUSKING BEEは96年くらいから、1989年結成のガールズパンクロックバンド、ロリータ18号との親交が深まっていた。曲もライブもすごく良くて楽しくて。歳も近かったので、対バンしてすぐに距離が縮まった。ドラムのあやボーはリクガメ好きで、ロシアンリクガメ(ホリスフィールド、ヨツユビリクガメとも呼ばれる)を飼っていて、同じくリクガメ好きな僕も影響を受けて、ロシアンリクガメを飼っていた。そういえばこの頃に、ロリータ18号のメンバーだけが呼ぶ、僕のあだ名があったのだ。ギターのエナが命名したのだが、最初は磯部焼きって呼んでて、磯部焼きって言うのが、長くて面倒臭くなったから、焼き、残しつつ変化して、やっこ。何故か、やっこでロリータメンバーには定着してしまった。
なので、とつ、イッソン、年下からは磯部くん、そして、やっこ、という呼び名渋滞が数年起こっていたのでした。
今は亡きイノマー氏(元オリコン編集者&ロックバンド、オナニーマシーンのVo,Ba)のラジオに呼んでもらった時に、ハスキンとロリータのメンバー同士で色んなゲーム(ぐるぐるバット競走、フィーリングカップルなど)で対戦して、ラジオなのに色んなスタジオを行ったり来たりする画期的な進行で楽しすぎたのは、今でも良き思い出。
ロリータ18号が所属していたBenten Labelの木村さんや浅田さんに、ロリータも出るんだけど一緒にどう?な感じでお誘いをいただいて、SXSWのJapan Niteというステージに参加できることになったのでした。
飛行機で先ずはダラス・フォートワース国際空港まで12時間くらいのフライト。今では考えられないけど、その頃の飛行機は後部座席5列くらいは喫煙席だった。喫煙席が取れた人、取れなかった人がいたので長いフライト中に喫煙者だけど席が取れなかった人は、気軽に取れてる人の席の近くまで行って吸っていた。日本でもまだバスの中とか、電車の中、もちろんタクシーでも灰皿があって煙草が吸えていた時代。当たり前だと思っていたが、今となっては恐るべき時代。
97年のJapan NiteにはHUSKING BEE、ロリータ18号、THE MAD CAPSULE MARKETS、Coccoが出演し、一緒の飛行機だったのでMADのKYONOくん、TAKESHIくんとも仲良くなった。ダラスに着くと国内便に乗り換えて、オースティンへ。国際便に比べて国内便のCAさんは恰幅のいいワイルドな感じな方ばかりで、アメリカに来たぜ感が強まった。ダラスもオースティンもテキサス州なので、空港内にカウボーイハットの人がちらほら居て、それもテキサス感が増して刺激的だった。
何日間滞在したのか正確には覚えていませんが、当時の円相場は1ドル116〜120円くらいで、今より余裕があったと思うので、3泊か4泊はしていたと思う。
ロリータ18号は、96年のSXSWにもライブ出演していて、ブライアンっていうテキサスでの友達がいた。エナが、「ブラちゃんだよー」って紹介してくれて、僕らもすぐ仲良くなった。ブラちゃんは髭面でスケボーもする笑顔の可愛いナイスガイだった。ブラちゃんの住むシェアハウスに遊びに行って、庭のスケートランプで遊んだり、ブラちゃんに借りたスケボーで街の中を移動した。
肝心のライブは、初めてアメリカでライブをする緊張感高くて、雰囲気を楽しむまでいかなかった思い出。日本で初めてライブした時と似た雰囲気があったんじゃないかと思う。ロリータ18号は前年の経験もあるし、すごく楽しんでライブしていて素敵だった。THE MAD CAPSULE MARKETSもCoccoも、堂々とライブしていて魅了された。
この時は、Hi-STANDARDのMVを手がけていたウギ・チンさんも、日本からのスタッフ一行に帯同していたので仲良くなって、その後のハスキンの多くのMVを手がけてもらうきっかけともなった。
LOOKOUT! RECORDSからリリースしているバンドが出演するライブハウスでThe Hi-Fives、The Smugglers、Pansy Divisionを観れたり。
SXSWのすごいところは、オースティンの街全体の至る所で、様々なジャンルのバンドやアーティストのライブが行われるところ。ライブハウスはもちろん、レストランやバー、カフェ、空き地的スペースなどなど。もう至る所で音楽が鳴り続ける街のフェス。様々な楽器での特殊な編成、独特の形態で演奏をする色んなバンドを観れたのも、新鮮かつ刺激的だった。視野が広がるという感覚ももちろんありましたが、心の幅が広がる感覚と新しい色彩を発見するような感覚の方が強かった。
この時のSXSWでの心残りは、オーガナイザーの浅田さんが、
「今回のSXSWのメインはCAKE(ケイク)ってバンドなんだけど、磯部くんはきっとハマると思うから、観た方がいいよ」
と言ってくれていたのに、見逃してしまったこと。。。
帰国してから、レコード屋に行って購入したCAKEのアルバムを聴いて、めちゃくちゃ後悔したのでした。その後、日本で観れる機会はありましたが、SXSWで観ておきたかった。
ともあれ、この時の初海外の旅で、アメリカの色や匂いを体感し、日本を俯瞰で見る的な感も覚え、とても貴重な経験となったのでした。
▼テキサス州オースティン。ブライアン宅の裏庭のスケートランプ。ロリータ18号のVo、まーちゃんとブライアン。
▼パノラマの写ルンですで撮った写真。裏庭…広すぎ。
▼みんな若い。
▶ARCHIVE
Vol.15:AIR JAM ’97編
Vol.14:1996~97年 海外バンドとのツアーなど編
Vol.13:HUSKING BEE 1996~97年編
Vol.12:HUSKING BEE 1996年編
Vol.11:HUSKING BEE始動編3
Vol.10:HUSKING BEE始動編2
Vol.9:HUSKING BEE始動編
Vol.8:バンド結成に向かって編2
Vol.7:バンド結成に向かって編1
Vol.6:上京編2
Vol.5:上京編1
Vol.4:広島〜高校時代編4〜
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▶RELEASE
会場限定販売の新曲4songs入りCD
「Primary Colors」2025/11/29リリース
▶LIVE
「HUSKING BEE TOUR 2026」
7/11(土) 沖縄Output w / GUMX(韓国)
8/1(土) F.A.D YOKOHAMA w / SATURDAY GOOD-BYES
9/4(金) 札幌 KLUB COUNTER ACTION
9/6(日) 函館 ARARA
9/11(金) 新代田 FEVER
9/25(金) 福島・いわき club SONIC w / the band apart
9/26(土) 宮城・仙台 FLYING SON w / the band apart
10/3(土) 長野・松本 ALECX
10/4(日) 新潟・ GOLDEN PIGS BLACK
10/31(土) 広島・4.14
11/1(日) 大阪・堺FANDANGO
11/15(日) 東京・新代田 FEVER
12/5(土) 大分・Club SPOT
12/6(日) 福岡 ・LIVE HOUSE Queblick
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「AIR JAM 2026」
11/7(土) ZOZOマリンスタジアム

