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Blog「失恋ソングマインド」

2026.07.31

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街をぶらぶら歩いたり、電車に揺られたり、シャワーを浴びたり

そういうちょっとぼーっとしてる時に

曲の種が頭の中に生まれてきます

それはフレーズであったり、単語であったり

ライブのシチュエーションであったり

まあ、色々とある訳ですが

今回は新しいフレーズ、を思いついた時のパターンでお話をしたいと思います

新しいフレーズがポンポンといくつか連なって出てきたとき

その先で失恋に展開していくことが僕は多いです

とても多いです、昔は本当に失恋ソングばっかりでした笑

幸せな歌や、恋が実っていく展開ももちろんありますが

圧倒的に失恋ソングが多いと言わざるを得ません

それはなぜなのか

この前とあるミュージシャンとそんな話になった時

帰り道でずっと考えておりました

なぜ、失恋につながるのか、純粋なラブソングが書けないのか

あくまでの僕個人の感覚ですが

失恋の方が、言葉や表現に奥行きや広がりを出しやすい、と思うのです

例えば、「君と出会えてよかった」

このフレーズは、ラブソングの中で歌えば幸せを伝える言葉、ですが

失恋を伝えるシチュエーションで使われると、とても切ない言葉になります

この恋は終わりを迎えてしまったけど、君に出会えたことは自分にとって

とても大切な出来事で、かけがえのない時間で

もう戻れないけれど、最後に君に伝える言葉があるとするなら

君に出会えてよかった。

そんな感じです。美しい別れになります。

でもこれ、逆は結構難しいと思っていて

「君に出会わなければよかった。」

このフレーズを幸せなラブソングに取り入れるのはけっこー難しいです。

酷い振られ方をしたパターンしか浮かびません笑

もし無理やり幸せな歌に取り入れるとしたら

自分なんて今までたくさんの人を傷つけて、自分勝手で、不器用で

そんな奴が幸せになっていいはずがないって思ってたのに

君に出会ったせいで、世界は輝き出して、明日が待ち遠しくて

もうあの頃になんて戻りたくないって思ってしまってる

こんな気持ちを抱いていることも君は知らずに笑顔を見せてるんだろ

ああ、こんなに苦しくなってしまうなら

君に出会わなければよかった。

…こんな感じでしょうか?

これは歌にしづらいですね笑

あと、広がりの話としては

世間的には失恋というのは終わり。だと思います。

でも、表現の世界としてはその先に、新しい出会いや恋や物語があるので

むしろ未来があって続きがあって、余白があります。

なので恋は終わりません。

ですが、恋が成就したパターンは、どうでしょうか

世間的にはこれから永遠に続いていく恋物語。ですが

恋は愛へと変化するので成就したら恋は終わり,展開は減ります。

その先で恋をすることは難しくなるので(貞操観念が低ければ別ですが…)

むしろ幸せのラブソングほど恋の終わり。ということになります。

だから、僕は無意識に歌の中には描かれない

失恋の先の広がりを考えて、失恋ソングが多くなっている気がしています。

もちろんこれは僕個人の得手不得手の話であって

世界の共通認識ではありません。

RADWIMPSの野田洋次郎さんが、昔お付き合いをされていた彼女さんに向けたラブソングばかりでアルバムを作っていたなんて話もある訳ですから、表現てのはたくさんあるもんですね。

僕も最近は作る歌も変わってきていて、
昔ほど失恋ソングばかり書いているわけではありません笑

今度失恋ソングを耳にするときはぜひその先の未来にまで思いを馳せていただけたら幸いです。

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