とてもつまらない人間になってきていると

いつもの電車に揺られながら思い返していた

人の気持ちを汲み取れないまま話を続けたり

自分勝手になっていることに鈍感な時がある

気がつけば、自分が先輩から言われて嫌だったことを

今度は自分が後輩に言おうとしていることがあるし

まあ、なんとかなるだろう。何事も挑戦だ！

と20代前半の自分ならとりあえず踏み出す一歩が

今の自分にはとても重く感じたりする

つまりは、あべこべなのだ。

こうありたい自分と、実際の行動に差異が生じて

うまく埋められないまま、自分で自分に不貞腐れている

立場であったり、ステータスであったり

大人でありたい部分と遊び心を手放したくない部分

それぞれが左右に乗った天秤を

シーンに応じて上手く傾けられないでいる

誰かを笑わせたり、幸せにしたり、安心させたり

そういう基準でいるはずなのに

こちらに届かないだけで、きっと嫌な気持ちにさせたりしたはずだ

つまらない人間のままではいたくない

そして傷つける人間でいたくない

こう思えた今が、重い一歩を踏み出す時なんだと

古い皮を破り捨てる時なんだと思う。

そう、まさにヘビのように。

2025年、巳年、心の脱皮を果たした須澤紀信をどうぞよろしくお願いします！