Blog「素人料理」
2024.10.25
- Blog
いつだったかどこだったか、素人料理というお店があった
日本料理とか、中華料理とか、そんなスタンスで看板に書いてあった
とりあえず頭には一回「?」が浮かんだが
この世の中は深い。知る人ぞ知る暗黙のルールや、配慮や皮肉が渦巻いた結果
独特な言い回しになってしまうことがあることを僕は知っている。
大抵こういうすぐつっこみたくなるものには裏があるのだ
どうせ、
「10年店を営業してこそようやくプロなのだから
それまでは素人同然!10年経つまでは素人料理と表記しなければならない!」
とかそんなところだろう。変な掟のある流派だ、まったく...(真相は全く知らない)
一体全体どんな料理が出てくるのか、ある意味興味をそそる部分もあったが
店頭にメニューは置いておらず
勇気を振り絞って入った結果、とてもアットホームな畳の居間に通されて
無精髭を蓄えたおっちゃんにレンジで解凍したであろう冷凍うどんに薄めの出汁に卵を溶いただけの
”休日の親父特製かき卵うどん”でも出てきた日にはぐうの音も出ない気がして入れなかった
しかし、外観は年季の入った店構えだったように思う
5年10年営業しただけでは醸し出せない、まさに年季の入った店構え
そんなになるまで続けているのならたとえ最初は本当に素人の料理だったとしても
玄人とか、名人とか名乗っても良くないだろうか
村人でもレベル100になればたぶん中ボスくらいは倒せると思うよ僕は
年季の入った店構えの素人料理
次お目にかかることがあれば
ランチ一食くらいなら冒険してもいいんじゃなかろうか
P,Sこのブログをスタッフに確認してもらったらマネージャーから京都のおばんざいのお店って教えてもらいました。
「京都の方なりのへりくだった言い方」なんだって!!
普通に美味しいそうじゃないか!!