ランチによく行くうどん屋さんがある

チェーン店じゃないのに

都内でだいたい一杯500〜600円くらい

+100円で大盛り(2玉)にできる

最近はラーメンも一杯900円とかする時代に

経営の方は大丈夫ですか？と心配になるほど

良心的なお店だ

駅から少し外れたところにあるけれど

駅前のラーメン屋よりもひっきりなしに人が出入りしていて

端から見ても人気店なのがすぐにわかる

そんなお店に僕は、多い時には週4-５で通い詰めている

駅前のラーメン屋や定食屋、中華料理屋、カレー屋、牛丼屋etc…

いろんなお店を巡った結果

僕の胃袋はここのうどんを求めずにはいられなくなってしまった

そう、いわば

うどん中毒である(この店限定の)

仕事をしにいっているのか、このうどんを食べにいっているのか

たまにわからなくなるくらいには朝から楽しみにしている

ついには

早く店長さんに認知されたい

そんな気持ちまで渦巻くようになった

いつも決まった時間に行くようにしていて

だいたい同じメニューを頼む

お出汁の効いたつゆは飲み干すようにしていて

帰り際には「ごちそうさまでした」と

目を見て伝えるようにしている

そろそろ「この人最近よく見るな」

くらいにはなってていい頃合いだと思うけれど

1日相当数いるであろうお客さんのうちの1人

そうたかを括ってはいられない

常連さんは自分が思うよりずっとたくさんいるはずだからだ

なにか他に作戦はないかと店内を見渡したところ

LINEをやっているというポップを見かけた

これに登録して配布されるクーポンとかを使うようになれば

さらに熱意が伝わるはずだ、とそう思った

早速QRコードにスマホをかざす

LINEが起動して、アカウントが表示された

「店名（〇〇店）」

ん？と思った、（〇〇店）だと？

嫌な予感がした

個人店だと思っていたうどん屋は

他に3店舗くらい

僕の知らないところでも

多くの人に美味しいうどんを提供して笑顔にしていたのだ

芦田愛菜さんが言っていた

“信じることというのは

その人自身を信じているのではなく

自分が理想とするその人の人物像に

期待してしまっていること

裏切られたというけれど

その人が裏切ったわけではなく

その人の見えなかった部分が見えただけ”

だと

oh…愛菜さま

別に裏切られたとは思わないけど

恋は盲目

その味に心奪われて

ちょっと調べればわかるようなことも

簡単に見落としてしまうんですね

本店が別にあったとしても

オーナーさんにお会いしたことがなくとも

僕が魅了されたのはこの店舗の味で

僕が認知されたいのはこの店長さ

だからこれからも通い詰めます！

さあ本日も元気よくいってきまーす！（うどん食べに…）