いつもはこのブログでライブの振り返りを書いたりはしないけれど

今回のキシン伝心vol.8を終えて、自分の現状と向き合えた気がするので

せっかくならブログにしちゃおうと

美容院まで微妙に空いた時間に

ノロノロとキーボードを叩くお昼時です

「駄作に塗れた夜が明ける　
眠気覚ましの缶コーヒーは泥水
目の前の赤信号　変わらないで　
何でもいい　立ち止まる理由をくれ

何も生み出せないまま　消費されてく日々だ
雨にも負けず　風にも負けず　なりふり構わず　鳴かず飛ばず
Woo  夢の見過ぎで心の寝グセが取れないんだ
夜空の虹に　取り憑かれた少年がいる
Woo 鳴いて飛んで幸せを運ぶ鳥になりたい
この羽ばたきで　追い風を作るんだ　きっと」

今回のオリジナルソング、「ナカズトバズ」の１番の歌詞です

この何とも鳴かず飛ばず感、よくないですか？

今までのキシン伝心ではユニット名をそのまま曲名にしたことはありませんでした

ですが今回、ユニット名として最有力候補だった”鳴かず飛ばず”

そのワードを入れようと言ったのは他でもないオオモリヨウヘイでした

最初は「えー入れるの？」と渋々だった自分も

この”雨にも負けず　風にも負けず　なりふり構わず　鳴かず飛ばず”

のフレーズがお告げのように降ってきた瞬間から

「ナカズトバズ』を書くしかないな、と思うに至りました

鳴かず飛ばずな自分を主人公に、さてその心はどうなりたいと思っているのか

思考を巡らせます

鳴かず、飛ばず。弱々しい鳥のイメージですね

と言うことは反対に、鳴きたいし、飛びたい

その結果幸せを他人にもあげられる存在になりたい。と思いました

”鳴いて飛んで幸せを運ぶ鳥になりたい
この羽ばたきで　追い風を作るんだ　きっと”

このフレーズが最初はサビの頭にありました

でも、どうも腑に落ちない

”鳴かず飛ばず”のすぐ後にこのフレーズが来るのは

あまりに問いから答えが早すぎないだろうか、と

本当は二回し目に持ってきたい。そう思っていました

ただ、このフレーズに並べるものがずっと思いつきませんでした

だって、鳴いて飛びたい。それがこの歌の言いたい核ですから

核がもうひとつあったらそれはそれでバランスが悪い

そこに持ってきたのがこの

”夢の見過ぎで心の寝グセが取れないんだ
夜空の虹に　取り憑かれた少年がいる”

心の寝グセと言うフレーズは実は前から温めていたものでした

日頃の配信の中でもこのフレーズで曲が書きたいと話していたと思います

ただ、温めすぎて、忘れてました笑

頭の隅でずっと温めてあったこの卵がふと産声をあげる

その結果、ピタッとはまってしまうんだから不思議なものですね

オオモリヨウヘイイチオシのフレーズは

”目の前の赤信号　変わらないで　
何でもいい　立ち止まる理由をくれ”

だそうです。「これ絶対思ってる人いるよ」

と褒めちぎってくれました照

これは最近、車を運転するようになったからこそ浮かんだ部分です

ずっと赤信号なら言い訳も立つのにな、と

進めない理由が欲しい。時間よ止まってくれ

忙しない現代に必要なのは赤信号だと思うんです。

そして最後にこの歌に加わったのは”夜空の虹”でした

砂漠に雪みたいなありえないことを喩えたくて出したんですが

実は調べたら夜空に虹はかかるんだそうで（ムーンボウと言うそうです）

僕が最初使いたかった意味とは変わってしまいましたが

滅多に見られないものとして使いました

憧れや、夢、幻、に近い感覚ですね

そして出来上がったこの「ナカズトバズ」

かなりの難産でした

細かな修正を繰り返し、歌詞が決定したのはなんと本番前日でした

そんな苦難もあり

久しぶりに書きたかった歌が書けたな

と言う感覚になりました

これも、待ち続けてくれたオオモリヨウヘイと

名付け親のW部兄さんのおかげかなと思います

まだ聴けてない人はぜひアーカイブでお楽しみください

ナカズトバズは永遠に不滅です！