南原清隆（ウッチャンナンチャン）によるトーク、ギター演奏、一人芝居などを披露するライブ『南原清隆のつれづれライブ 春ですね、、、』が中目黒キンケロ・シアターにて4月2日（土）、3日（日）の2日間、行われた。

2月に行われた『南原清隆のつれづれ発表会』に引き続き、ゲストはギタリストであり、Youtubeでも活躍している瀧澤克成氏。
ギター演奏の他、三味線の演奏、MV制作など、今回もライブを行う上で欠かせない南原のパートナーだ。
前回のレポートの様子は、こちらから見ることができる。

そして、今回のテーマは【春】
ステッカーのデザインも春仕様に変更した。
ラフのイメージをiPadを使って描いてる時に、マネージャーや作家から「南原さんすごいですね！そういうこともできるんですね！」と言われハンサムナンチャンが発動。「まあね、これぐらいは」と余裕をかますも、なにやらマネージャーたちの様子がおかしい。
「本当にこれでデザイナーに送っていいんですか？」と執拗に言ってくるので、見てみると、なんとスペルが間違っていた。
ハプニングナンチャンの登場。これじゃあ「turedure」ですね（笑）
南原「ハンサムナンチャンの裏にはハプニングナンチャンがいるんです。」
紆余曲折あって、無事に素敵な春仕様のステッカーが完成した。
来場者には全員に配布され、今回来たお客様も晴れて南原の「ツレ」になることができた。
ぜひ、このステッカーを身につけて、「南原のツレです」と言って歩こう。

今回は、♪ナカメグロワルツのMVを制作することに挑戦した。
撮影にあたって、3月中旬には早朝からロケを決行。
カメラマンも出来る瀧澤さんは、人を乗せるのが上手いという。
「いいですね〜！」「かっこいい！」「もっともっとちょうだい！」「OK！OK！」と乗せてくる。

テンションも上がり、カッコつけまくる南原。
中目黒の各所で撮影したカッコいい写真を何枚か紹介した。
南原を乗せて撮っていたはずなのに、いつの間にか朝日を褒め出し、朝日をメインに撮り出す瀧澤さんや、南原が見つけた映えスポットの紹介など、MV撮影の裏側を我々に教えてくれた。

MVは、後半に披露するのでお楽しみにとのこと。

早めに撮影が終わった撮影部隊御一行は、ずっと行ってみたかった中目黒の「STARBUCKS RESERVE ROASTERY TOKYO」に訪れたそう。ここは世界で5店舗目の高級スタバである。いつもは敷居が高くてなかなか入りづらいが、今日は衣装を着ていてしっかりしているので入れるだろうと入店。入ってみると、お客さんは店員さんをスルーして2Fやテラスに上がっていく。その様子にびっくりするが、ここでは先に席を取ってから、ゆっくり注文するお客さんが多いそう。
自分達も同じように動き、無事にカッコつけたカフェの写真が撮れたと満足げに写真を見せてくれた。

中目黒は、ちょうど桜が見頃で、目黒川沿いは人で賑わっていた。
2日目は、あいにくのお天気だったが、初日は晴天。満開の桜を見ることができた。
「今日来たお客様はラッキーですよ。この土日に桜はピークですから。」
「みなさん”タイミング”がいいですね〜。」

ということで、1曲目は、ブラックビスケッツの♪Timing
「ベタな流れでごめんなさい（笑）」と少し照れながらギターの準備を始める南原。

2日目ではお客様の拍手に乗せられ、振り付けも披露。ファンも一緒に、Timingを楽しんだ。
最近では、TikTokでもTimingが流行っているそうだ。
ブラックビスケッツ及び南原が歌っていたことを今の若者が知っているかどうかは分からないが、
当時のファンも、若者も全世代が楽しめる曲になっており、長年愛される曲になっている。
南原がこの”タイミング”で歌っているのもエモい。
会場は温かい空気に包まれ、最高のスタートを切った。

続いて、上京した時のエピソードを写真と共に紹介。
家賃を重視しすぎて、交通費のことを考えずに部屋選びをしてしまった失敗談や、
両親が香川から車で横浜まで送迎してくれたこと、内村光良・出川哲朗との出会についてなどを披露した。

上京した時の、両親との別れとこれから始まる新たな未来に向けての希望と。
「別れと出会い」をテーマにした曲がないかなと考えていたら、そういえば歌っていたじゃないかと。ちょうどぴったりな曲が。
2曲目は、ブラックビスケッツの♪Bye-Bye
こちらも、ファンにはたまらないであろう。手を左右に振って、会場は一体となった。

最近、インスタライブに挑戦した南原。視聴者からのコメントを読むのが楽しい。
「ナンチャンかっこいい！」って言われるのが嬉しい（笑）
ただ、「曲はどうやって作ってるんですか？」というコメントに対して「曲は降りてくるんです」とドヤ顔で決めたものの、「狩野英孝さんみたいですね」と書かれて心配になったという。なんともいえない気持ちになったそうだ。

また、居酒屋で出会った粋なおじさん、病院で出会ったクレバーなお婆さんに対して「カッコいい」と思った南原はまたしても曲が降りてきたという。
「渡すんじゃねえー。渡すんじゃねえー。」というフレーズが降りてきて、前回のライブ（2月）から今回のライブまでの間に新曲を作った。頭から離れないフレーズが降りてきた時に、曲を作り、落とし込むことで頭がいっぱいになってモヤモヤした気持ちが消化されるらしい。「渡すんじゃねえー。」というタイトルではなく、「カメレオン」

そんな新曲をギター演奏と共に披露。3曲目♪カメレオン
早いリズムとテンポの曲調で高揚感が増していく。
「体制には飲み込まれるな」という反発心をテーマにした熱いメッセージが込められており、歌唱にも熱が入っていた。

続いては、1人芝居【Nanbarakugo『春雷』】
高校生の時に映画『時をかける少女』に魅了された南原少年は、原田知世さんみたいに、未来から自分のことを知っている人間が来て、色々とドラマが起きないかな〜とずっと憧れていた。
そんな未来から、やってきた自分と対峙する物語を今回一人芝居という形で表現する。

実際に、落語研究会（落研）に入部していた南原少年に焦点を合わせた、虚実ないまぜの物語が始まった。当時、初めて演じた落語「時うどん」も披露。途中で、セリフが出てこなくなってしまったという演技をするが、それは当時の経験を元にしているそうだ。

約45分間にも及ぶ長尺の1人芝居に、会場からは惜しみのない拍手が送られた。

高校の落研時代の話として、刑務所に落語をしに行った経験を語る南原。
護送車に乗って刑務所に向かったり、落語を披露したあとにカルピスをコワモテの人たちからもらったり、そこで見ていた人と出所後に偶然街で出会うなど、普通の人がなかなか経験できない貴重な話を披露してくれた。
意外と知らない南原の落研時代の話にお客さんの目はキラキラと輝いていたに違いない。

コロナ前に家族でドイツに旅行した際にも、フレーズが降りてきたそう。
前回も披露した曲♪おフランスのお弁当
ドイツから日本に帰っても「おフランスのお弁当」のフレーズが頭から離れない。
だから、曲にしました、と。ご時世が良ければ、一緒に歌って欲しいが、今回は手拍子でとお願い。
軽快なリズムに合わせて手拍子を鳴らす。会場も明るくなり、フィナーレに向け徐々にボルテージも上がっていった。

ラストは、待ちに待ったお約束の♪ナカメグロワルツ
カラオケ風のMVに合わせて、熱唱。
南原が好きな中目黒の名所を巡りながら作られた映像に合わせて、歌い上げる。

「チュチュチュ」のポーズがお気に入り。
素敵な桜をバックに撮影した映像と南原の歌声に、会場はこの日一番の拍手に送られ、無事に全演目は終了した。

この♪ナカメグロワルツのMVはYoutubeに公開する。
ライブに来た人も来れなかった人もこれを見て中目黒にお花見に行った気分になるといいだろう。
ぜひ、聖地めぐりもしてみて欲しい。

最後には、抽選会が行われた。
今回の来場者全員に配られたステッカーの裏には、実は番号が振ってあり、当選した5名には南原の好きな讃岐うどんがプレゼントされた。「僕が自腹を切りました。なぜならツレだから（笑）」これには会場から笑いと大きな拍手が送られた。

恒例の写真タイム。
サービス精神旺盛の南原は、様々なポーズでお客様を楽しませる。
ギターを持ってみたり、瀧澤さんと近づいてみたり。
ぜひ、撮った方はSNSに「#南原発表会」で感想をつぶやいていただけると嬉しい。

終演後は、インスタライブでアフタートークも配信した。
そちらの様子はぜひこちらでチェックを。

前回のライブに引き続き、ギターの弾き語りを中心に、1人芝居やトークなど、今やりたいことを披露した今回のライブ。
MVの撮影やインスタライブの初挑戦などもあり、本人にとってもファンにとっても刺激的なライブになったはずだ。

今後も、常に挑戦していく南原の姿に目が離せない。

【YouTube】南原清隆『ナカメグロワルツ』MUSIC VIDEO

南原清隆より直筆のメッセージが届きました！

マセキライブサークルで会員限定のライブ写真を公開しています。
レポートと合わせてお楽しみください。

『南原清隆のつれづれライブ 春ですね、、、』
2022年4月2日（土）
2022年4月3日（日）

◯マセキ芸能社公式HP
https://www.maseki.co.jp/
◯南原清隆：プロフィール
https://www.maseki.co.jp/talent/uchan_nanchan
◯瀧澤克成：YouTube チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC7OmNkV72VwRJ7ST7-PzZUw