Blog「老後は南の島で…」
2024.01.31
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将来何になりたいか、と子どもが夢を語る一方で
老後どう過ごそうか、と大人は思い悩んでいる
老後2000万円問題、なんて恐怖じみた現実がそう遠くない未来に立ち塞がる一方
本当はこんな風に暮らせたら幸せだろうな
というものが人それぞれあることと思う
昔、テレビを見ていてとある芸人さんが
老後は南の島でゆっくり過ごしたい、と言っていた
それを聞いた紀信少年の子ども心はというと
住み慣れた地元を離れて暮らすことに対する
得体の知れない恐怖の方が優っていたし
南の島とかいうおそらくはカメハメハ大王のお膝元で
毎日フラダンスを踊るような生活の何が楽しいんだろうか?
という曲解した思考がその真意を捻じ曲げていた
まあ仕方ないだろう
初めて聞いた言葉をどうにか自分の知識と結びつけるしか方法はないのだから
安芸の宮島は秋の宮島だと思っていたし
台風一過は台風一家だと思っていた
まあそんな感覚だ
南の島と聞いても、沖縄もハワイも
グアムもサイパンも浮かばない子どもなのだから仕方ない
さて、30歳を過ぎた紀信少年
その当時の気持ちを思い出して
再度考えてみた
老後は南の島でゆっくり過ごしたい
さぞや羨ましく感じるようになっていることだろう
ほら
ね
うん
そうだね
どうやら、まだわからないみたいだ
かなり前のブログに
人生最後の1日の理想の過ごし方、として
朝は実家に帰って家族と朝食をとり
昼は戻ってきて恋人と食事をし
夜は仲のいい人をみんな呼んで日を跨ぐまで
ただただ楽しく飲んで騒ぐ
そしてみんなが力尽きて寝静まる中
1人その生涯を終える
それが僕の最後の一日。
と書いた(気がする)
やっぱり自分は寂しがり屋なんだろうな、と思う
周りに人がいないとダメなのだ
南の島のビーチ、デッキチェアに寝そべって
ゆっくりと沈んでいくサンセットを眺めながらウイスキーを味わう
グラスの氷が、カランと軽い音を立てる…
なんて過ごし方はとてもできそうにない
ただ、そこに友人がいれば別だろう
デッキチェアを5−6台並べて、みんなで遊び疲れた後に横たわって
サンセットを眺める。別にウイスキーロックじゃなくていい
瓶ビールでもいい、水でもいい
ただただその雰囲気がいい
とても、いい。
誤解しないでいただきたいが
老後は南の島で、と言ったあの芸人さんの気持ちがわからないわけではない
静かに1人の時間を過ごしたいという気持ち
とてもわかる。
友達に会いたいなら会いに行けばいいし、呼べばいい。
基本的な過ごし方として南の島で1人で過ごしたり
赴くままに時間を使いたいということなのだろう
都会の喧騒を離れて、自由を謳歌したい。
うん、とてもわかる。
子どもの頃はまだ理解できなかったところに
今片足、想像上ではつっこんでいるみたいだ
老後にそこまでの行動力は残っているのかも気になるし
やってみたい気持ちがないわけではない
いつになってもイメージを実現していく力は偉大なものだ
そして、諸々理解し始めて一番気になったことがあるけれど
もし老後を南の島で過ごすとしたら
それって老後何万円問題なの??
下手すりゃ億だね
老後のことよりもまだ夢を描いていたい
まずは今週、みんな元気で!ではまた次回