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Blog「明日の僕はきっと」

2021.03.27

  • Blog

深夜4時に思うことというのは大体決まってて

明日は早く起きないといけないはずなのにおかしいなあ、とか

今甘いもの食べたら太るよなあ、とか

ちょっっっっとマンガ読んでもいい?とか

大体そんな感じで

集中してるんだかもう余力がないだけなのか曖昧な感覚で

脳みそはうまいこと誤魔化されながら

体内ではカフェインが半ば強引に睡魔を押し返し

心の声は、自分の限界はまだこんなもんじゃないはずだ、と

少年マンガの主人公ばりにクライマックスの大逆転劇を演出する

そのノリで僕にも何か必殺技を使えるようにして欲しいものだ

そして気づけばどうでもいいことや、もしもをやたらと考えていたりする

そういえば

信じていれば、空を飛べるようになったり、手から火が出せるようになったり

大切なぬいぐるみを一生懸命可愛がっていればいつか命が宿る、と

割と本当にあり得ることだと幼少期、いや物心つく頃まで思っていた

主人公に憧れがあったのかもしれない

もしかしたら時間を止められるんじゃないかとか

何かしら自分という存在は特別な部分があるんじゃないかと

何かに期待していた、もしかしたら、まだしてるかもしれない


よく木にのぼり、そして落ちて骨を折ったから

空が飛びたいと思ったのか

ペットは飼えないと言われ、その反動で

寝るときいつも抱えていたぬいぐるみが動き出したらいいのに、と思ったのか

自分や友達や家族、一緒にいたいと思えば思うほど

いつか必ず別れが来るとどこかで感じていたからなのか

そんな自分にあることは


ただ漠然とした、信じるという力


今でも僕は空を飛べると信じている


と誰かにいうのは、きっと恥ずかしいことなんだと思うし

誰かにわざわざ言うことでもないと思う

なんの根拠もないけど

もしかしたら死なないんじゃないか、とさえ思ったりする


でも、信じるのは自由だと思うし

”もし出来たら”を考えることで物語は生まれるし

いつだって人類の新しい一歩は、そんな不可能を可能にした瞬間だったはずだ


信じても叶わないことがほとんどだ

でも、信じなければ何も叶わない

それに、信じるのはタダだ。

信じただけ損、なんてことはない


もうすぐ世界は深夜5時を迎える

明日の僕はきっと時間を止めてくれるはず