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Blog「『怒』の必要性」

2020.07.10

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昔から、喜怒哀楽という感情の中で

「怒」だけ異質なもののように感じていた

何故、人は怒るんだろうか

何かを許せない、思うようにいかない、などなど

「怒」に繋がる原因は色々あるわけだけど

最近では、このコロナ禍の影響からか

思い通りにいかないことから

店員さんに理不尽に怒鳴ったりするニュースを目にする

喜怒哀楽の中で唯一、攻撃性を持った感情「怒」

やっぱり要らないんじゃないか、と思う

人は言葉を話すことができる、それによってわかり合うことができ

平和的解決という道を選ぶことができる

そんな生物を僕は人間以外に知らない

何しろ、怒ることによって事件やトラブルに巻き込まれてしまうわけで

そんな負の感情からはマイナスなことしか生まれないと

つい最近まで思っていた

けれど

ふと、テレビをつけた時にやっていた番組で

「怒」という感情も捨てたもんじゃないな、と思わされた出来事があった

芸人さんや話の上手な芸能人の方が卓を囲んで

ダイスを回して、名前の出た人が用意しておいた笑い話を披露する

「すべらんなぁ〜」のあの番組だ

僕は驚いた

何かを許せなかった話や、腹が立った話がとても多い

そして、それを笑いに変えて提供する

僕は思い知った

「怒り」は人のフィルターを通すことで「笑い」に変えることができるのだと

物は使いよう、道具と同じ、便利にも、脅威にもなる

うまく怒れるかどうか。それは「怒」をコントロールできるかどうか

「怒る」という感情のせいにして、考えることを放棄した結果が

感情に任せて怒鳴ったり、攻撃的になるということになるのだ

あえて言いたい、それでは負けだと

「怒り」のピークは6秒しか続かないと聞いた

何かにムッとしてしまっても6秒我慢すれば

怒りに支配されず、冷静に考えられるようになる

そして平和的解決にも、後々の笑い話にも繋げていくことができる

誰だって、腹が立つことも、いらっとする事もある

もちろん、必要な時には注意することは大切だし

悪いことを見過ごした方がいいとは言わない

ただ、感情に任せてしまっては真意を伝えることは出来ないと僕は思う

人の中から「怒」を取り除くことは難しいけれど

うまく向き合い、付き合っていくことはできる

「怒」という感情は

後々、誰かを笑わせることも幸せにすることもできる素敵なものだということを

これからは忘れないで生きていきたい