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【ぴあ×オフィシャルパートナー】#5 株式会社アイデム(前編)

2021.08.11

  • PSB insights

「“ア行の一番最初”にあった会社。気付いたら20年勤めています(笑)」
株式会社アイデム JOBRASS&Smartディヴィジョン JOBRASSグループ マネージャー 佐川好司氏


アイデム HP 2-1


「ぴあスポーツビジネスプログラム」(以下PSB)は、株式会社アイデムとオフィシャルパートナー契約を締結。ぴあスポーツビジネスプログラムの受講生並びに卒業生の就職・転職支援、また株式会社アイデムのスポーツビジネス業界におけるブランド価値向上を目指して取り組んでいきます。

アイデムは1970年の新聞折込求人紙に始まり、人に「はたらく」感動を、企業には「人材」という価値をつなぎ、地域が発展できる社会の実現を目指してきました。求人サイト「イーアイデム」等の求人メディア、逆求人型新卒採用サイト「JOBRASS新卒」、採用ホームページ構築サービス「Jobギア採促」、新卒・中途の人材紹介といった時代の変化にも対応した採用支援だけでなく、労働雇用状況や社会の課題にも目を向けた調査分析、情報提供を行っています。


――現在どのような業務をご担当されてますか。
私が現在メインで担当している「JOBRASS新卒」は学生の就職活動支援と企業の新卒採用支援を行っています。部門全体としては、ほかにも転職支援や海外人材支援なども手掛けています。

――入社のきっかけは。
浅はかなんですが……、広告業の会社の中で、“ア行の一番最初”にあった会社なんですよね。それで気付いたら20年勤めています(笑)。真面目に就職活動をされていらっしゃる方々に本当に申し訳ないのですが、私の時代は“就職氷河期”と呼ばれていたくらい求人がなくて、周りの友人たちも100社、150社受けても1社も内定取れないみたいな中で、私はあまりがんばらないタイプだったんですよね。なので、会社説明会で初めてアイデムが「あ、そういうことをやっている会社なんだ、見たことあるかも」という感じでした。 

――入社されてみていかがでしたか。
ビックリしたのが、「世の中こんなに求人の情報があるんだな」と。弊社は今でも完全エリア担当制で、私が一番最初に担当した地域が埼玉県川口市だったのですが、人口60万人以上の大きな町を4人の担当者で周らなければいけなくて。ただ、売り上げを落とすも上げるも自分次第。その点はおもしろかったです。エリア担当制のデメリットとしては、栄えている地域を担当している社員は必然的に売り上げが上がってしまい、逆も然りなのですが、それでも、「じゃあ自分はこの町でどうやって売り上げを上げていこう」「ほかの人には負けたくない」という気持ちが働くモチベーションになりましたね。

――現在の仕事のやりがいは。
やはり、就職支援を行っていた学生が採用支援していた企業の内定を獲得でき、入社すると純粋に嬉しいです。一方で、企業の採用支援がどれだけできたかで部署の営業成績が大きく変わるので、成果を出すことは一番大切にしています。
以前は「自分が一番になること」でしたが、今は管理職の立場になりましたので、「部署全体の成績が上がること」にやりがいを感じています。実は今の部署で1回失敗してまして(笑)。前に管理職に就いたときは、いい人を気取ってたんですよね、「みんな楽しく」「仲よくやろう」みたいな。「いいだろ俺の部署」くらいに思ってて。でも結果として成果は出ませんでした。やはり成果が上がらないと、会社にとっての存在価値がわからなくなってしまうんですよね。なので今は徹底的に成果にこだわろうと。言われて嫌なことも思いついた瞬間に言いますよ、LINEより早いくらいのダメ出しをしています(笑)。

――今感じている課題は。
昨年からコロナ禍になり、就職活動のやり方自体が一変しました。オンラインが主流になったことが一番大きいですが、どうしても、オンライン化にスマートに対応できている企業とできていない企業があります。ただ単純にオンラインをやればいいと思っている企業もいらっしゃるので、“非対面のコミュニケーションを活性化させていくことがいかに大事か”という点に重点をおいて担当者の方と話すようにしています。おかげさまでこの1年間、ひたすらパソコンに話しかける生活をしてきましたので、そのための知見は溜まったと思っています。

――コロナ禍になってから、採用基準の変化は。
やはり厳しくなりましたね。採用枠が減ったり、中には凍結という企業もいらっしゃいます。2年くらい前までは学生側が会社を選び放題という状況でしたが、今はどちらかというと、企業側に主導権があると思います。

――学生サイドの企業を選ぶ基準はコロナで変わりましたか。
そこはあまり変わっていないです。変わらず「いい会社に勤めたい」「大手企業に勤めたい」、むしろ「コロナになったので安定安心の会社に勤めたい」という希望が多いです。数年前までは売り手市場でしたので、企業側も「福利厚生がいいですよ」「うちの会社こんなに整ってますよ」とアピールをしていた風潮があり、その名残で学生側もその目線は根強く残っていますね。

アイデム2


――佐川さんから見てスポーツ業界の求人状況とは。
スポーツ業界の求人が公募で出ることは本当にレアです。スポーツ業界は今でも主にアウトソーシングの形で即戦力の人材が入ることが多いのではないでしょうか。ごくたまに、クラブチームが募集を出すこともありますが、ものすごい数のエントリーが入ったり、すぐ締め切られたりしています。私の知る限りでは、毎年新卒を採用してるスポーツチームは読売ジャイアンツさんくらいかなと。スポーツ業界全体でそういう風潮はまだあまり変わってないのではないでしょうか。
けれど、スポーツ業界に就職したいという学生さんは増えていると思います。昔に比べたらスポーツの価値が上がってきたのかなと。プロスポーツが増えたことで、学生さんたちにとってスポーツ業界で働くというイメージがしやすくなっているという感覚はあります。
特にスポーツ経験のある学生さんはそうですね。学生さんたちにとっていわゆるBtoB企業というのはまだわからない世界なので、自分が触れてきた世界が最初の就職活動のとっかかりになります。だからこそ、テレビCMをしている会社や自分が身近に使っている物の会社にエントリーがよく集まる。本当は、一口に「パソコンに興味がある」と言っても、「実はこの部品の世界シェアが90%」なんて会社もあったりしますが、そういった目線で就職活動ができる学生さんというのはまだ少ないのが現状ですね。

――企業側が欲している人材とは。
もちろん企業によりますが、ベンチャー気質のある企業であればなんでもやってくれるタイプの人材が欲しいでしょうし、ある程度分業が進んでいる企業であればスペシャリストや何かの分野に特化した人材が欲しいとなります。その企業の現在の立ち位置によって採用する人材が変わってきますので、自分が入りたい企業が今どういうことに取り組んでいて、どういう人材を求めているかというタイミングも就職には大切になってきますね。

アイデム6ぴあがゲストとなり2021年6月に行ったアイデムのWEBセミナー『業界Labo』



アイデム3 PROFILE
佐川好司
株式会社アイデム
JOBRASS&Smartディヴィジョン JOBRASSグループ マネージャー

1978年2月26日(43歳)
2001年新卒でアイデムに入社。地域の営業職を経験の上、2012年新卒採用支援のプロジェクトマネージャーに着任。逆求人型新卒サイト『JOBRASS新卒』の立ち上げに従事。のべ3,000社以上の採用支援に関わり現在に至る。

株式会社アイデム オフィシャルサイト
JOBRASSオフィシャルサイト