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2026.04.27
【TGMX】EVERYDAY SUNSHINE -12-
- BLOG
現代の音楽制作は自分のパソコンで宅録をやったりし、
作った音楽の発信の仕方も多種多様に変わってきていると思います。
90年代当時、レコーディングスタジオでレコーディングして、
CD屋さんで音源を販売するのが主流でした。
レコーディングは、今のようにデータで録音するより
オープンリールテープで録音。(カセットテープではないです)
大きなテープを巻き戻すまでにも時間がかかるし、
トラック数にも限りがあり、工夫をしてレコーディングしていた記憶があります。
90年代後半からパソコンソフトでのレコーディングが徐々に増えてきて、
今ではこだわるミュージシャン以外はテープなどであえて録音することはほぼない。
逆にテープの機材も超レアなものとなっていて、今撮ってみたい気もしていますが、
やはり作業的には面倒だなぁと思う部分が強くありますね(笑)
YouTubeで宅録も学ぶことができ、誰しもエンジニアになるチャンスを得て、
センスさえよければキャリアなんてなくても認知される時代。
ある種、良い時代となりました。
逆に音源が手軽に捉えられてしまうようになったのかなとも言えると思います。
各アーティスト悩んで作曲、録音をすることは今も昔も変わっていないので、
作業の重みがなくなってしまったということではない。
効率としてはだいぶ良くなっていて、
その分、他のことに時間をかけられたり、かけざるを得なかったりすることもあるかと思います。
スキャフルをいつも撮ってくれている及川さん(現curva nord studio)が、
まだリンキーディンクスタジオにいた頃のレコーディングの日々は楽しみでもあり、勉強になった。
苦労重ねた分、今でも記憶にしっかり残っている録音作業が多い。
若くて経験がなかったからすべてが刺激的な体験でした。
第一に自分が思い描いた音楽を録音できる喜び、
そしてそれをCDにして聴いてもらえる喜び、
バンドマンとしては何にも代え難い興奮すること。
今でも変わらない興奮です。
去年、スキャフルは14年ぶりに録音し、シングル音源を出しました。
最近ではサブスクが多く、複数曲必要なのか、CDが必要なのか、
フィジカルが必要なのかと言う意見はありますが、
僕たちの世代のバンドマンはアルバム単位で、
そのバンド感やアーティスト性を表現しようと考えていたはずです。
ハッピーな曲あれば悲しい曲もあって、短い曲あれば長い曲もある、みたいな。
アルバムの選曲の並びでやりたい音楽を表現していたかと思います。
サブスクでは、1曲1曲なので切り取られた側面しか見られないことが多く、
僕らの世代のバンドマンにとっては、おそらく悩むべきところなのかなと思います。
特にスキャフルのように色々なジャンルを曲に落とし込んでいるバンドだと、
「この1曲でどうだ!?」みたいな感覚にはなかなかなりにくいなと。
当時ですらアルバムのリード曲を決め難く思っていたので、今は特にまた難しいです…。
昔のようにどこかで集まって合宿で曲を作ったり、プリプロをしっかり撮ったり、
数ヶ月ぐらいどっぷりレコーディングして、
海外からプロデューサー呼んでみたいなことがまたやれれば良いのですが、
CDがあまり売れないこの時代、自由にやらせてくれるレーベルも少ないでしょう。
今それが必要なのかと言う議論もあり、もう古い考えなのかもしれませんね。
リスナー視点で考えるとアルバム10曲越えとか
ちょっと長いのかなと感じるのもわかります。
ゆっくり同じアーチストの音楽を10曲以上聴くということが今あるでしょうか。
僕は音楽を聴く時は、大体、車もしくは移動の電車、
今までは自転車を乗りながらヘッドホンで聞いていたのですが、それもできなくなり、
ほぼゆっくり音楽だけを聴いて楽しむ状況になっていないのかなと思います。
フルアルバムが娯楽ではなくなってきている感覚ですかね。
そうなってくると作り手サイドも、
数曲あれば、BGM的になれば、ライブのアンセムだけ作れればとか、
そういう考え方になっていってしまうのでしょうね。
目的のない曲はあまり拾われないと言うか。
アーチスト性が切り捨てられていきますね。
現代と90年代の大きな違いが、どっちが良いと言うわけでは無いですが、確実にありますね。
僕らは今も昔も同じバンドを続けていて、
そこらへんが一番難しいなって感じてます(笑)
写真は、
1998年「SCAnation」のREC中、壁に貼ってあったもの。
1999年 FISHOBONE アンジェロを迎えての「SCAtegory」 REC中の及川さん、アンジェロと。
[90年代にバンドしながら過ごしてきた経験から、何か伝えられるものもあるのかなと思いこのブログを書いております!自分目線、勝手な解釈、偏見もあるかもしれませんし、記憶違いもあるかもしれませんので、話半分ぐらいで読んで頂けたらと思います(笑)]

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