三人で音を重ねるたびに、少しずつ輪郭が変わっていく。

この三つの楽器で、どこまで表現を広げられるのか。その問いだけを持ち続けている。

これまで演奏してきた「タイタニック」「サウンド・オブ・ミュージック」を今回も取り上げる。繰り返すことで呼吸や音が静かに変化し、その歩みごと手渡したい。さらに初めてジョン・ウィリアムズとピアソラに向き合う。「ハリー・ポッター」「シンドラーのリスト」では作曲家の広い表現を三人の音で受け止め、「リベルタンゴ」「オブリビオン」では技術に偏らず日本人としての感性を探っている。役割と響きを組み替えながら、さらなる広がりへ歩みを進めていきたい。

◆公演日程

《みなとみらい公演》
2026年1月25日(日) 19:00開演
横浜みなとみらいホール 小ホール

《京都公演》
2026年1月30日(金) 19:00開演
京都コンサートホール 小ホール

◆出演

五十嵐紅トリオ（五十嵐紅・倉冨亮太・広田勇樹）

◆プログラム

---これまで---
タイタニック（ホーナー）
サウンド・オブ・ミュージック（5曲）（ロジャース）
ムーン・リバー（マンシーニ）

---ウィリアムズ---
ハリーポッター「ヘドウィグのテーマ」
シンドラーのリスト

---ピアソラ---
リベルタンゴ
オブリビオン

※都合により曲目が変更となる場合がございます

遠鳴りするギター。
暗闇に目が慣れるように、静けさの中で旋律を捉える。

余白を聴く。 1時間の演奏会。

——

2026年コンサートでは、季節ごとに変わる選曲でお届けします。
クラシックの名曲や映画音楽、洋楽、そして僕自身や、友人・家族の記憶と結びついた曲たち。静けさの中に流れる、ひとつひとつの音を通して、聴く人それぞれの時間が穏やかにほどけていくことを願います。

五十嵐紅

——

◆公演日程

《下関公演》
2026年1月19日(月) 19:00開演
下関市生涯学習プラザ 風のホール

《佐賀公演》
2026年1月20日(火) 15:00開演／19:00開演
Gallery & Hall 奏楽庭

《長崎公演》
2026年1月21日(水) 19:00開演
チトセピアホール

《滋賀公演》
2026年1月29日(木) 15:00開演／19:00開演
フィガロホール

◆出演

五十嵐紅

◆プログラム

〈Classical〉
ラ・カンパネラ（N.パガニーニ–F.リスト）
アヴェ・マリア（F.シューベルト）
涙（F.タレガ）
アンダルーサ（E.グラナドス）

〈Baroque〉
オンブラ・マイ・フ（G.F.ヘンデル）
G線上のアリア BWV1068（J.S.バッハ）
目覚めよと呼ぶ声あり BWV140（J.S.バッハ）

〈Cinema〉
禁じられた遊び（A.ルビーラ）
ラ・カリファ（E.モリコーネ）
ロミオとジュリエット（N.ロータ）
太陽がいっぱい（N.ロータ）

〈Songs〉
The Rose（A.マクブルーム）
花は咲く（菅野よう子）
星めぐりの歌（宮沢賢治）

※都合により曲目が変更となる場合がございます