The Road to 2027　九年目の到達点
ベートーヴェン最後のソナタに仲道郁代の真骨頂を聴く

仲道郁代がベートーヴェン没後200周年と自身の演奏活動40周年が重なる2027年に向けて企画した、10年にわたるコンサートシリーズ。春・秋2つの流れをもち、特に春のシリーズではベートーヴェンのソナタを毎回のプログラムの核に据え、音楽を哲学的に探求してきました。本公演で取り上げるベートーヴェン最後の三大ソナタは、仲道郁代を導き、仲道たらしめてきた作品です。The Road to 2027の壮大な道のりを経て新たに描き出されるベートーヴェンに、どうぞご期待ください。

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※TOP：©Tomoko Hidaki

公演によせて

音楽の哲学
後悔　絶望　祈り
全てが意味付けられ　昇華されていく様を
ベートーヴェン最後の３つのソナタに聴く

生涯の刹那が
凝縮された表現で意味をもたらしてゆく様を
シェーンベルクの６つの小品に聴く

振り返り定義付けられることが
生きてきた意味か
刹那が重なってゆくのが
生きていくということか

まさに音楽は哲学だ

私は私の人生の意味を　これら作品から
探し　聴き　表現したいと願う

仲道郁代

公演情報
ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ第30番 Op. 109
ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ第31番 Op. 110
シェーンベルク：6つの小さなピアノ曲 Op. 19
ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ第32番 Op. 111

※曲目は変更になる場合がございます。