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【先行】ウィーン・リング・アンサンブル

2025.09.25更新

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【先行】ウィーン・リング・アンサンブル

今も花開き続ける、古き良きウィーン文化の愉悦に酔う

はるかな長い時を経て形成されていく、重層的な文化は面白い。

奥深く、そして愉悦が滲み出る。これは日本の伝統文化だって、西洋のそれだって、ちっとも変わらない。ウィーンのあの優雅な宮廷文化も長い時を巡って生まれたはずだが、19世紀中ごろに市民の活気が加わったことが、シュトラウス・ファミリーのあの魅力的な音楽を生む根となったのだろう。笑いの中にそっと涙を隠したような大人の情緒とともに。当時のヨーロッパでは空前の人気を誇ったワルツやポルカたちは、今の私たちが聴いたってあんなに愉しく酔ってしまうのだ。(シュトラウス一家やランナー、ツィーラーたちの「ワルツ合戦」なるものもあったそうな。)

舞踏会で踊る女性たちがターンするときのスカートの揺れ動きから、ウィーンの音楽家たちが奏する3拍子のワルツの2拍目は、あのようにちょっと遅れて出るようになったそうだが、これも文化。そしてそれを最も色濃く洗練したかたちで私たちに聴かせてくれるのが、他ならぬウィーン・フィルの奏者たち。それも元看板コンサートマスターのキュッヒルや現首席のシュッツをはじめとする精鋭たちだ。

34回目の来日となる今回もまた、ウィーン文化の粋をたっぷりと伝え、私たちはまたしてもそれに酔う。これはもはや日本のお正月文化でもあるだろう。



ウィーン・リング・アンサンブル
ニューイヤー・コンサート2026


◆プログラム

J.シュトラウス2世:オペレッタ《ジプシー男爵》序曲
J.シュトラウス2世:ワルツ「芸術家の人生」
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル「おしゃべりなかわいい口」
J.シュトラウス2世:ワルツ「シトロンの花咲くところ」
J.シュトラウス2世:芸術家のカドリーユ
J.シュトラウス1世:リストの主題による狂乱のギャロップ
J.シュトラウス2世:オペレッタ《ヴェネツィアの一夜》ワルツ・メドレー
J.シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「突進」
C.M.ツィーラー:ワルツ「ウィーン市民」
J.シュトラウス2世:新ピツィカート・ポルカ
J.ランナー:ワルツ「シェーンブルンの人々」
J.シュトラウス2世:ニコ・ポルカ


◆ウィーン・リング・アンサンブル メンバー

ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)
ダニエル・フロシャウアー(ヴァイオリン)
ハインリヒ・コル(ヴィオラ)
シュテファン・ガルトマイヤー(チェロ)
ミヒャエル・ブラデラー(コントラバス)
カール=ハインツ・シュッツ(フルート)
アレックス・ラドシュテッター(クラリネット)
ヨハン・ヒントラー(クラリネット)
ロナルド・ヤネシッツ(ホルン)



写真:©Yukitaka Amemiya

日程
公演期間 公演時間 会場 料金 備考
公演期間
2026.01.08(木)
公演時間
開演 19:00
会場
サントリーホール 大ホール (東京都)
料金
S席 9,000円 A席 7,000円 B席 5,000円
備考
受付
◎poco会員限定先行販売 受付期間:2025.10.01(水) 12:00~ 2025.10.12(日) 23:59 申込み
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