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【神奈川】阪田知樹 ピアノ・リサイタル
2025.07.14更新
- オススメ公演
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2025.07.14更新
〜ウェーバー没後200年&生誕240年記念〜
「ウェーバーを讃えて」
オペラの大家として知られるグルックの歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》の有名なバレエ音楽《精霊の踊り》で幕を開ける。リストの弟子:スガンバーティによるピアノ独奏編曲版は、ラフマニノフなど古今東西の名ピアニスト達が取り上げた佳品。
続いては、ウェーバーの親戚にあたるモーツァルトがグルックによる歌劇のアリアをもとにした変奏曲。モーツァルトの即興演奏を聴き手に想像させるような、やや奇抜な和声進行や遊び心に溢れた楽曲。
モーツァルトによるドイツ語歌劇の伝統を受け継いだウェーバーは、歌劇《魔弾の射手》によってワーグナーらに繋がっていくドイツ・ロマン派歌劇の新たな世界を開いた。当代随一のピアニストとしてヨーロッパで名を馳せたウェーバーは、自身の大きな手を活かした美しくも華やかな楽曲を作曲した。彼の代表作の一つであるピアノソナタ第2番は、優美でありながら、極めて交響的な音楽となっており、演奏には高度な技巧を要する。
歌劇《魔弾の射手》を高く評価していた歌曲王シューベルトもまた、ウェーバーと交流があった。シューベルトは、自身の歌劇を上演してもらうべく楽譜をウェーバーに送っている。好意的な返事を受け取ったものの上演には至らなかった。
ウェーバーの《コンチェルトシュテュック》は、メンデルスゾーンやリストをはじめとする多くのピアニストがレパートリーにしていたピアノ小協奏曲。今回はそれをリストによるピアノ独奏版でお届けする。リストはウェーバーの作品を高く評価し、その作品を演奏会で頻繁に取り上げていた。
2026年に没後200年、生誕240年を迎えるドイツの作曲家:カール・マリア・フォン・ウェーバー。ウェーバーと彼にまつわる作曲家を合わせてお聴きいただくことで、その魅力を伝えることができればと願う。
阪田知樹
夜ピアノ 2025 season
阪田知樹 ピアノ・リサイタル
◆曲目
グルック(G.スガンバーティ編曲):歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》より「メロディ」
モーツァルト:グルックの歌劇《メッカの巡礼者たち》のアリエッタ「われら愚民の思うは」の主題による10の変奏曲 KV455
ウェーバー:ピアノ・ソナタ第2番 変イ長調 Op.39
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シューベルト:3つのピアノ小品 D946
ウェーバー(リスト編曲):コンツェルトシュテュック ヘ短調 S.576a
【阪田知樹 プロフィール】
2016年フランツ・リスト国際ピアノコンクール第1位、6つの特別賞。 2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール第4位入賞。東京芸術大学を経て、ハノーファー音楽演劇大学大学院ソリスト課程に在籍。第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにて弱冠19歳で最年少入賞。ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、聴衆賞等5つの特別賞、クリーヴランド国際ピアノコンクールにてモーツァルト演奏における特別賞、キッシンゲン国際ピアノオリンピックでは日本人初となる第1位及び聴衆賞。
国内はもとより、世界各地20ヵ国以上で演奏を重ね、国際音楽祭への出演多数。2015年CDデビュー、2020年3月、世界初録音を含む意欲的な編曲作品アルバムをリリース。阪田知樹ピアノ編曲集「ヴォカリーズ」を2022年5月に、「夢のあとに」を2023年7月に、阪田の作曲した「アルト・サクソフォーンとピアノのためのソナチネ」が23年11月に音楽之友社より出版。内外でのテレビ・ラジオ等メディア出演も多い。
2017年横浜文化賞文化・芸術奨励賞、2023年第32回出光音楽賞、第72回神奈川文化賞未来賞、第20回ベストデビュタント賞を受賞。
※TOP写真:©Ayustet
公演期間 | 公演時間 | 会場 | 料金 | 備考 |
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公演期間
2026.01.27(火)
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公演時間
開演 19:00 |
会場
ミューザ川崎シンフォニーホール (神奈川県) |
料金
S席(1~3階席) 6,000円 A席(4階席) 5,000円 P席(舞台後方席) 4,000円 |
備考 |
一般発売 | 受付期間:2025.05.30(金) 10:00~ 2026.01.27(火) 18:00 | 申込み |