【神奈川】日本フィルハーモニー交響楽団 第409回横浜定期演奏会

2025.05.07更新

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【神奈川】日本フィルハーモニー交響楽団 第409回横浜定期演奏会


阪田知樹、地元横浜で日本フィルとラフマニノフを弾く!


日本フィルさんとの最初の共演はラザレフ指揮で、それこそ横浜でシューマンのコンチェルトでした。そのあとも何度か共演していますが、それぞれの指揮者の作り出す音楽に向き合い、一緒に良い演奏を届けようという姿勢があるように思います。
共に演奏していて楽しいですし、交響曲も熱量が高いので聴くのも楽しみにしています。

ラフマニノフは、1日で協奏曲4曲とパガニーニによる狂詩曲の5曲を演奏するコンサート(2023年)を行うほど、私にとって大切な作曲家です。ピアニストとしてはもちろんのこと、作曲家、指揮者としても一流で、私の理想の音楽家でもあります。
今回演奏するパガニーニによる狂詩曲を初めて演奏したのは20歳のころ、アメリカのオーケストラに客演した際でした。アメリカでは、コンサートの前にアメリカ国歌を演奏するのが慣例でびっくりしたのですが笑 私自身も演奏して手ごたえがありましたが、こんなに盛り上がったことはない、と言っていただくくらいお客様が喜んでくれました。そのような思い出もありますし、ラフマニノフの引き出しの多さが詰まっていて魅力的に感じています。

ラフマニノフといえばピアノ協奏曲第2番が特に人気ですが、パガニーニによる狂詩曲は、オーケストレーションがとても贅沢です。ハープなども入りますし、オーケストラの活躍も楽しんでいただけます。パガニーニのテーマが次々と形を変えていきますが、そのキャラクターの変化を表現していきたいと思っています。
一般的な協奏曲にみられる3楽章形式ではありませんが、ちょうど18変奏のあたりをゆったりとした第2楽章と捉えることもでき、そのようなストーリー性を意識していたかもしれません。美しいロマン派一辺倒だけではない実は革新的な要素が含まれている作品です。

横浜は私にとってホームグラウンドですし、横浜みなとみらいホールはオーケストラをはじめ、クラシックを聴くのにとても優れたホールで、世界に誇れる場所です。そこで演奏できることは大きな喜びですし、とても楽しみにしています。
横浜人の阪田が横浜で弾くラフマニノフ、ラフマニノフを120%楽しめる演奏会にご期待ください!

(阪田知樹)



日本フィル第409回定期演奏会チラシ


日本フィルハーモニー交響楽団
第409回横浜定期演奏会


2025年7月5日(土) 17:00開演(16:10開場)
横浜みなとみらいホール

◆出演

指揮:原田慶太楼
ピアノ:阪田知樹

◆曲目

ラフマニノフ:ヴォカリーズ op.34-14(管弦楽版)
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 op.43
ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 op.27


トップ写真:阪田知樹 ©Ayustet

日程
公演期間 公演時間 会場 料金 備考
公演期間
2025.07.05(土)
公演時間
開演 17:00
会場
横浜みなとみらいホール 大ホール (神奈川県)
料金
S席 8,500円 A席 7,000円 B席 6,000円 C席 5,000円
備考
受付
一般発売 受付期間:2024.12.20(金) 10:00~ 2025.07.02(水) 23:59 申込み
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