ツォトネ・ゼジニゼ(Tsotne Zedginidze)は、幼少期より驚異的な才能を発揮していることから世界的に注目されている、ジョージア出身のピアニスト兼作曲家です。10代半ばという若さとは裏腹に、きわめて前衛的(アヴァンギャルド)でありながら、深い人間性と古典的な構成美をあわせ持つクリエイティブ性が聴く人の心を揺さぶります。
その背景には、幼少期からアルバン・ベルク、ショスタコーヴィチ、バルトークといった複雑な現代曲を独学で分析したことにあり、リサイタルでもバッハやブラームスと並んで、近現代の難解なピースを好んでプログラムに組み込んでいます。また彼が幼い頃に他界した母親に捧げられたピアノ曲『The Bells(鐘)』に代表されるように、聴き手の心に突き刺さる深くエモーショナルなストーリー性を兼ね備えているのです。
さらにクラシック界を牽引する音楽の巨匠やトップアーティストたちが、彼の才能を「一人の対等な芸術家」として認め、ツォトネは数々の指導や共演オファーを受けています。
たとえば、現代最高峰の巨匠指揮者ピアニストとして名高いダニエル・バレンボイムは、いち早く才能を見いだし、彼の自作曲や即興演奏に対し、「単なる神童ではなく、すでに成熟したアーティストのビジョンを持っている」と称賛しました。イギリスの指揮者サー・サイモン・ラトルは、ツォトネの才能に惚れ込み、自身が指揮するオーケストラのソリストとして度々大抜擢。その圧倒的な音楽的リーダーシップを絶賛しています。
現在はドイツ・ベルリンを拠点とし、世界最高峰の音楽事務所「Askonas Holt(アスコナス・ホルト)」のフェローシップに所属し、異次元のキャリアを歩んでいます。「ヴェルビエ音楽祭」や「ルツェルン音楽祭」の常連であり、ベルリン・フィルハーモニーなどのステージに招聘され、名門ホール・音楽祭での快挙を達成。さらにプロの作曲家としての国際的評価も高く、ザルツブルクの委嘱で作曲した『交響曲第1番』は、カメラータ・ザルツブルクによって世界初演され、ベルリンをはじめとする欧州ツアーでも演奏されました。
2026年5月には、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者ラハフ・シャニの退任祝典コンサートにおいて、異例となる作曲の委嘱を受け、自身が手がけた「交響詩」の世界初演を成功させました。
いっぽうで日本国内においては、2023年に放映されたドキュメンタリー特番「ドキュランドへようこそ〜無調の輝き 現代音楽に魅せられた少年」(NHK Eテレ)をきっかけに知名度が急上昇し、2024年から来日公演をスタート。2025年秋に開催した東京オペラシティ コンサートホールでのステージでは、ベートーヴェンやブラームスのソナタといった骨太な古典・ロマン派プログラムに自作曲を織り交ぜ、「楽譜の構造を作曲家視点で完全に解体・再構築して弾く」という圧倒的な説得力で、日本のクラシック界を唸らせました。
2026年7月、夏の名物コンサート「N響『夏』2026」(NHKホール)では名匠ワシーリ・ペトレンコ指揮のNHK交響楽団と16歳で待望の初共演。ピアニストにとって難曲とされるラフマニノフの『ピアノ協奏曲第3番』をソリストとして神がかった演奏が話題となりました。
そして今秋11月、クラシック界の歴史を塗り替え続けているツォトネのピアノリサイタルが東京で開催決定!
伝説に刻まれる前に出会っておきたい注目のピアニスト、ツォトネの演奏をぜひご堪能ください。
ツォトネ・ゼジニゼ ピアノリサイタル 2026
■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2669475
2026年11月4日(水) 19:00開演
浜離宮朝日ホール





