【坂入健司郎コラム】ヨーロッパの夏の音楽祭

2026.08.14

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バイロイト

こんにちは。指揮者の坂入健司郎です。

8月は北海道、東京、大阪、福岡とツアーの毎日を過ごしておりますが、北海道では20℃を切る涼しい気候、関東では雨が続き、関西では猛暑…と、各地に行くたびに変わる気候に驚く日々。そんな中、昨夜は千葉の豪雨災害の知らせに心痛めておりました…。千葉県内各地での冠水や浸水等で被害に遭われている皆様に心よりお見舞い申し上げます。

今日はヨーロッパで開催中の音楽祭についてご紹介したいと思います。

●今年で150周年!ワーグナーゆかりのバイロイト音楽祭

1876年にワーグナー自身が『ニーベルングの指環』を上演するために創設したバイロイト音楽祭が今年創設150年を迎えました。今年の注目はバイロイト音楽祭ですらこれまで上演されることのなかったワーグナー初期の大作オペラ『リエンツィ』が音楽祭史上初めて新制作で上演されたことでしょう。指揮を務めたのは、コントラルトの第一人者でもあるナタリー・シュトゥッツマン。4時間近くに及ぶ大熱演はインターネットラジオで聴くことができます!

https://www.npoklassiek.nl/uitzendingen/zomeravondconcert/019dd366-e73c-70c1-975e-8db31f8dcd61/2026-08-08-zomeravondconcert


●今年も豪華なラインナップ!ザルツブルク音楽祭

2026年のザルツブルク音楽祭では、ガブリエラ・カリソ演出、ユートピア管弦楽団とテオドール・クルレンツィスによるビゼーの「カルメン」上演が大きな話題を呼びました。シーンによっては立奏もしたユートピア管弦楽団の雄弁な音楽作りも注目を集めたようです。

今回はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の注目公演を2つご紹介したいと思います。2017年に読売日本交響楽団とシルヴァン・カンブルランによる上演でも話題呼んだメシアンの超大作・歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」がザルツブルク音楽祭で舞台上演されました。演出・美術・衣装・照明をロメオ・カステラッチが担当し、指揮はマキシム・パスカルが務めました。6時間超!の大作ですが素晴らしい演奏をインターネットラジオで聴くことができます!

https://oe1.orf.at/programm/20260804/843814/Olivier-Messiaen-Saint-Francois-d-Assise

もう一つは、リヒャルト・シュトラウスの傑作「ナクソス島のアリアドネ」の上演。

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターのライナー・ホーネックを弟にもち、自らも1983年からウィーン国立歌劇場管弦楽団ならびにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のヴィオラ奏者を務めていた経験のある指揮者マンフレート・ホーネックがザルツブルク音楽祭でウィーン・フィルと共演する貴重な機会となりました。ウィーン・フィルの美点を引き出した名演をインターネットラジオで聴くことができます!

https://oe1.orf.at/player/20260802/843813


今日は、ヨーロッパの夏の音楽祭についてお話しました。
クラシック音楽についての素朴な疑問や気になることは、日々、皆様からのご質問を受け付けております。
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