こんにちは!指揮者の坂入健司郎です。
九州北部・中国・近畿地方で梅雨明けが発表され、全国的にも夏の訪れを感じさせる天気になってきました。いよいよ夏の到来ですね!
ヨーロッパでは、6月下旬に記録的な熱波に見舞われ、比較的涼しいはずのフランスやドイツでも40℃を超える日々が続きました。そんな中、夏の風物詩である野外コンサートが予定通り催されました。ベルリン・フィルはワルトビューネでのコンサート、ウィーン・フィルはシェーンブルン宮殿でのコンサート。今日はその二つの演奏会について取り上げます。
▼灼熱のワルトビューネ!
ドイツ・ベルリンのオリンピアパルクにある野外音楽堂、「森の舞台」を意味するヴァルトビューネで、毎年ベルリン・フィルは初夏に演奏会を催します。NHKでも毎年放映され、昨年は河口湖で日本公演も実現した日本にも馴染み深い公演です。
今年は首席指揮者のキリル・ペトレンコが指揮して、オール・イタリア・プログラムを披露しました。レオンカヴァッロの『道化師』のアリアなどをヨナス・カウフマンが歌い、ヴェルディ:『運命の力』序曲、 マスカーニ:『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲、レスピーギ:『ローマの噴水』と『ローマの松』という豪華絢爛な演目。
映像を観るとみなさん汗をぬぐいながらの演奏で、物理的にも音楽的にも灼熱の演奏が繰り広げられました。
演奏会の模様はインターネットラジオで聴くことができます。
ぜひともチェックしてみてください!
https://www.radiodrei.de/programm/schema/sendungen/radio3_konzert/archiv/20260627_2000.html
▼ロレンツォ・ヴィオッティが登場!シェーンブルン宮殿コンサート
ハプスブルク王朝の夏の離宮として栄えたシェーンブルン宮殿。宮殿の敷地内にある公園「シュロスパーク」で毎年ウィーン・フィルが夏のコンサートを行います。今年の指揮は、東京交響楽団の新しい音楽監督として日本でも大注目のロレンツォ・ヴィオッティが初登場。大きな話題を呼びました。
ウェールズ生まれのオペラ歌手ブリン・ターフェルがソリストとして、ボーイトの《メフィストーフェレ》、ヴェルディの《ファルスタッフ》、ワーグナーの《ラインの黄金》からアリアを、ジェリー・ボックのミュージカル《屋根の上のヴァイオリン弾き》からテヴィエの歌を歌いました。オーケストラの演奏では、今年のニューイヤー・コンサートで演奏されたアフリカ系アメリカ人の女性作曲家フローレンス・プライスが再び取り上げられ、 コルンゴルト《シュトラウシアーナ》、スッペの《軽騎兵》序曲などウィーンゆかりの作曲家や、ヴィオッティの十八番ともいえるラヴェル《ダフニスとクロエ》組曲第2番が披露されました。
こちらもインターネットラジオで聴くことができます。ぜひ!!
https://www.dr.dk/lyd/p2/p2-koncerten/p2-koncerten-2026/midsommer-guf-med-bryn-terfel-og-wienerne-12422643262
今日は、ヨーロッパでの野外コンサートについてお話しました。
クラシック音楽についての素朴な疑問や気になることは、日々、
坂入健司郎Xアカウント: https://x.com/siegfried512

