「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2026」記者会見が開催。概要が発表に

2026.02.25

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LFJ2026記者会見1

「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2026」の概要を発表する記者会見が開催された。

2026年の開催テーマが「LES FLEUVES(大河)」であることはすでに公表されていたものの、この壮大なテーマを背景に、どのような選曲がなされるのかが注目点。今回もまた、ゴールデンウィークの東京において、我々聴衆の想像を超える音楽の旅が体験できることを喜びたい。というわけで、早速その内容を紹介したい。

古から流域の⽂化や⾳楽の発展において中⼼的な存在であった大河は、作曲家や作品にも多大な影響を与えてきたことが知られている。ヨーロッパにおいてはドナウ川、モルダウ(ヴルタヴァ)川、ロワール川、ライン川に、ロシアのヴォルガ川。そして、旧約聖書にも登場するユーフラテス川&ヨルダン川。アメリカにおいては、ミシシッピ川と、南米を流れるアマゾン川などなど。“大河を軸に音楽めぐる世界旅⾏”がテーマとなるだけに、これらの河川を軸にどのようなコンサートが披露されるのか興味津々。その広がりは無限大だ。そこにラ・フォル・ジュルネならではのスパイスを振りかけた企画こそが、20年以上に渡ってクラシックのコア層はもちろん、初心者までをも魅了してきた秘訣に違いない。

記者会見のようす(C)LFJ2026
(C)LFJ2026

2026年の開催においては、東京国際フォーラムのA、C、D7、G409、B5(1)の5会場を使用する有料公演はもとより、無料のエリアコンサートの充実ぶりも嬉しい限り。国際フォーラムを中心とした大手町・有楽町・東京駅・京橋・銀座・八重洲・日比谷界隈が、音楽に満たされる様子は一見の価値あり。朝から晩まで音楽に包まれるという、素敵な非日常感を是非ご体験あれ。

音楽祭開催中に行われる「マスタークラス」や「講演会」などなど、魅力的な関連プログラムの中でも、昨年スタートして好評を博した新企画「LFJ Strings EXPO」に大注目だ。国内外の様々な弦楽器や関連グッズが一同に集結する空間はまさに異次元。

LFJくま(C)LFJ2026
(C)LFJ2026

今年は新たに初心者を対象とした「弦楽器デビューコーナー」が新設されるのも楽しみだ。成熟した音楽を披露することのみならず、「初めて〜」を応援するところに、ラ・フォル・ジュルネの“大河的思想”が垣間見える。もちろん、子どもと一緒に楽しむ「0歳からのコンサート」や、3歳から入れるコンサートの数々も健在だ。会場前にずらりと並ぶベビーカーこそが、クラシックの未来を象徴しているように感じられる。

取材・文:田中泰(音楽ジャーナリスト)
トップ写真:(C)LFJ2026

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2026

5月3日(日・祝)〜5月5日(火・祝)
東京国際フォーラム

■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/events/lfj/

(C)LFJ2026
(C)LFJ2026

「ラ・フォル・ジュルネ(LFJ)」とは
「ラ・フォル・ジュルネ」は、1995年フランス西部の港町ナントで「クラシックの民主化」を掲げて誕生したクラシック音楽祭。世界中からアーティストが集い、一流の演奏を、1公演約45分、低料金で、朝から晩まで繰り広げます。日本では、2005年から毎年ゴールデンウィークに開催。有料公演のほか、誰でも気軽に演奏を楽しめる地上広場でのコンサートなどのオープンプログラム、マスタークラス、有料公演チケット(及び半券)の提示で参加できる数々のイベント(コンサート、子ども向けプログラム、講演会など)が行われ、子どもから大人まで楽しめます。また、音楽祭期間中は、丸の内などの周辺エリアでもミニコンサートが行われ、街中が音楽一色に包まれます。

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