こんにちは!指揮者の坂入健司郎です。
クリスマスの準備でバタバタとしているあいだに2025年も一週間ちょっと。読者の皆さまにとって、どんな音楽にあふれた一年になりましたでしょうか。
今年も自身の演奏はもちろんのこと、客席でも印象深いコンサートをたくさん体験しました。今日は年末恒例!私が最も印象に残ったベストコンサートを3つ、順不同で発表していこうと思います。それでは参りましょう!
●ローター・ツァグロゼク指揮 読売日本交響楽団
2025年2月1日(土)
東京オペラシティコンサートホール
シューマン:「マンフレッド」序曲
シューマン:交響曲第4番 ニ短調 作品120
モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K. 551「ジュピター」
コロナ禍やご自身の体調不良も重なり、6年振りの待望の来日となったローター・ツァグロゼク氏の演奏会。彼が得意とするシューマンとモーツァルトのジュピター。ツァグロゼクがタクトを振り出した瞬間に清澄でノーブルな響きが鳴り渡り、巨匠健在!と感じさせてくれた素晴らしい公演でした。
●リッカルド・ムーティ指揮 東京春祭オーケストラ
2025年9月15日 (月・祝)
東京音楽大学 100周年記念ホール
ヴェルディ:《シモン・ボッカネグラ》
東京春祭の風物詩ともいえる、リッカルド・ムーティと東京春祭オーケストラの共演によるオペラシリーズ、今年も聴いてきました!ヴェルディが最も大切にした表現でもある『家族愛』そして『権力闘争』を詰め込んだ《シモン・ボッカネグラ》は、彼の中でも屈指の名作。心のひだに触れるような細かい心理描写を見事に音楽で表現、今年もとてつもない名演でした!
●大野和士指揮 新国立劇場(東京都交響楽団)
2025年11月18日(火)
ベルク:《ヴォツェック》
【演 出】リチャード・ジョーンズ
【美術・衣裳】アントニー・マクドナルド
【照 明】ルーシー・カーター
【ムーヴメント・ディレクター】ルーシー・バージ
【舞台監督】高橋尚史
【ヴォツェック】トーマス・ヨハネス・マイヤー
【鼓手長】ジョン・ダザック
【アンドレス】伊藤達人
【大尉】アーノルド・ベズイエン
【医者】妻屋秀和
【第一の徒弟職人】大塚博章
【第二の徒弟職人】萩原 潤
【白痴】青地英幸
【マリー】ジェニファー・デイヴィス
【マルグレート】郷家暁子
リチャード・ジョーンズの新演出となったヴォツェックは、精緻なオーケストラ演奏と迫真の歌唱によって素晴らしい舞台になりました。まさか、トーマス・ヨハネス・マイヤー氏の最期の舞台となるとは…。先日入ってきた訃報に大変な衝撃を受けました。亡くなる直前まで素晴らしい歌唱を聴かせてくださり、御礼を申し上げるとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
●来年の出演は仙台フィルの皆様との共演から!
来年の私の指揮活動は、仙台フィルハーモニー管弦楽団の皆様とともにニューイヤー・コンサートでスタート。本場ウィーンのニューイヤー・コンサートでも演奏されたことのある作曲家・スッペによる「軽騎兵」序曲を。そして、箏に遠藤 千晶さん、尺八に藤原 道山さんを迎えて吉松隆さんが作曲された「FUGAKU 霊峰富士によせる七つの響景」、後半にはドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」というニューイヤーにピッタリなプログラムをお届けします!
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2527691&rlsCd=001&lotRlsCd=
東京では、東京芸術劇場にて将来有望な若手管楽器奏者(GOAアカデミー生)とトップ講師陣による共演コンサート、「第1回ライジングスターズ・コンサート」に出演します。
ワーグナーのジークフリート牧歌のみ指揮することになっておりますが、素晴らしいメンバーとの夢の共演、是非聴きに来てください!
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2538649
今日は、「今年のベストコンサート3選」をご紹介しました。
今年も一年大変お世話になりました!来年も皆様にとって素敵な一年になりますよう願っております。
クラシック音楽についての素朴な疑問や気になることは、日々、皆様からのご質問を受け付けております。
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坂入健司郎 公式X:https://twitter.com/siegfried512

