こんにちは!指揮者の坂入健司郎です。
「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句の通り、ようやく日中も真夏日に届かない日も増えて、夜はずいぶん過ごしやすい気候になってきました。待ちに待った夜長が訪れ『芸術の秋』も真っ盛りとなってきましたね!
今日は秋のおすすめコンサートをピックアップしてご案内しようと思います!
●今シーズンもいよいよ開幕!新国立劇場2025/2026シーズンオペラ

©三枝近志
いよいよ新国立劇場の2025/26年シーズンが始まります。10月1日からの幕開けは、プッチーニの『ラ・ボエーム』でスタート。注目の新制作オペラは、20世紀オペラの金字塔ともいえるアルバン・ベルクの傑作『ヴォツェック』が11月15日から上演開始。名匠リチャード・ジョーンズの演出で、現代世界にも通ずる不条理世界を現出させてくれることでしょう。もうひとつの新制作オペラは、2026年6月29日にプレミエを控えるR.シュトラウスの『エレクトラ』。どちらも指揮は大野和士芸術監督が務め、必見必聴の演目といえるでしょう。
古典オペラも充実。園田隆一郎マエストロが指揮を務める『オルフェオとエウリディーチェ』、飯森範親マエストロが指揮を務める『ドン・ジョヴァンニ』も注目の公演です。『こうもり』、『リゴレット』、『椿姫』、『愛の妙薬』といった名作オペラも楽しめる充実のラインナップ!是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/
●熱狂再び!ドゥダメル指揮、ロサンゼルス・フィル来日公演


©Dustin Downing
今年のベルリン・フィルとの来日公演も大成功を収めた指揮者、グスターボ・ドゥダメルがロサンゼルス・フィル(以降、ロス・フィル)とともに再び日本に戻ってきます!
ロス・フィルの音楽・芸術監督としては最後の来日公演となる今回の公演は、彼らの十八番であるストラヴィンスキーの『火の鳥』と『春の祭典』、そしてジョン・アダムズの新作を編んだものと、マーラーの交響曲第2番『復活』という珠玉の2プログラム。どちらも聴き逃せない、忘れ得ぬ聴体験になることでしょう!
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2558472
今日は、秋のおすすめコンサートについてご紹介しました。
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