【坂入健司郎 コラム】4年ぶりに世界最大級のクラシック音楽祭が帰ってくる!

2023.03.07

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こんにちは!指揮者の坂入健司郎です。

突然ですが、今年のゴールデンウィークの予定は決まりましたでしょうか?まだどこに行くか決めかねている・・・もしくは、ゴールデンウィークを東京で過ごす予定の方に、イチオシのクラシック音楽祭をご紹介します!

●世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」が4年ぶりに東京に帰ってくる!!



フランス西部の港町、ナントで1995年に誕生したクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」。低価格の入場料で朝から夜まで本格的な演奏を楽しめる音楽祭で、クラシックコンサートを初めて聴くお客様が半数を超えたことも。2005年からは東京でも開催される運びとなり、瞬く間にゴールデンウィークの風物詩となりました。
2020年以降はコロナ禍によって開催が出来ずにいましたが、今年なんと4年ぶりに開催が決定!ベートーヴェンの生誕250年の2020年に予定されていたテーマ「Beethoven―ベートーヴェン」を引き継ぎ、5月4日(木)~5月6日(土)の開催期間中、3つの会場で50の有料公演、無料で聴ける地上広場でのキオスク・コンサート等が催されます。

●個人的なオススメ公演は・・・?



50公演の中で絞って聴きに行くのも大変・・・!という方へ、個人的なオススメ公演を幾つかピックアップしてみました!
5/4の公演では、ロン=ティボー国際音楽コンクールにて第1位に輝いた亀井聖矢氏がベートーヴェンのピアノ協奏曲を披露します。大注目のピアニストを聴けるまたとないチャンスです!また、〈ハバナのベートーヴェン〉というのも大注目。最近、ヨーロッパではキューバの音楽とオーケストラのコラボレーション等が行われており、流行の最先端を触れる機会になりそう。はじめてクラシックを触れる人も楽しめそうですね!
5/5の公演では、2024年をもって指揮活動を引退すると表明された、日本を代表する指揮者・井上道義氏が指揮するベートーヴェンの《運命》には、クラシック音楽を愛する方々みなさまに立ち会って頂きたい公演。きっと凄まじい時間になります。
また、若くしてヨーロッパでも大活躍中のヴァイオリニスト・毛利文香氏がオーケストラと、名曲・ベートーヴェンの《ロマンス》を弾き、会場を移してヴァイオリン・ソナタも披露します。是非聴いていただきたい演奏会です!
5/6の公演では、ラ・フォル・ジュルネではおなじみアンヌ・ケフェレック氏とアブデル・ラーマン・エル=バシャ氏が披露するベートーヴェンのピアノソナタが大注目。とりわけケフェレック氏が演奏するベートーヴェンが遺した最後の3つのピアノソナタは、深く印象に残る演奏会となるに違いありません。

今日は、4年ぶりに復活するクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2023」をご紹介しました。是非、お気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。クラシックの演奏会についての素朴な疑問や気になることは、日々、皆様からのご質問を受け付けております。ハッシュタグ「#マエストロケンシロウに聞く」をつけてTwitterでお気軽に呟いてみてください!

坂入健司郎Twitter:https://twitter.com/

 
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