【坂入健司郎コラム】9月おすすめの演奏会!

2024.08.19

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こんにちは!指揮者の坂入健司郎です。
お盆休みが終わり、夏休みもいよいよ後半戦。今日は、「芸術の秋」を告げる来月の注目演奏会をご紹介します。

▼サラダ音楽祭
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2451190

サラダ音楽祭は、サラダ=SaLaD(Sing and Listen and Dance~歌う!聴く!踊る!)をコンセプトに2018年に誕生しました。
6年目の今年のサラダ音楽祭のメインコンサートは≪Bolero≫と題して大野和士さんの指揮のもと、オーケストラは東京都交響楽団、合唱は新国立劇場合唱団、ダンスはNoismという豪華メンバーが出演します。
新国立劇場合唱団とソプラノの前川依子さんを迎え現代合唱界を代表する作曲家であるラターのリズミカルですこぶる楽しい『マニフィカト』、そしてドビュッシーの最高傑作のひとつである交響詩《海》、最後はNoismのダンスとともにラヴェルの名曲『ボレロ』を演奏する究極に愉しいプログラムです!

また、0歳から入場可の『OK!オーケストラ』では、同じく大野和士さんの指揮のもと、近藤良平さんの振り付けでコンドルズと踊りながら聴けるプログラムもあります。さらに子どものためのオペラ『アトランティス・コード』も上演予定。9/14(土)~9/15(日)の二日間は是非、東京芸術劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。


▼河村尚子 ピアノリサイタル

©Marco Borggreve

https://www.japanarts.co.jp/concert/p2081/

日本デビュー20周年を迎える河村尚子さんが、9月30日(月)サントリーホールにてピアノリサイタルを開催します。
今回はドイツ・ケルンに在住する作曲家・岸野末利加氏への委嘱作「単彩の庭 IX」に、J.Sバッハが無伴奏ヴァイオリンのために遺した傑作をブゾーニがピアノ独奏用に編曲した「シャコンヌ」、河村氏の恩師であるウラディミール・クライネフ氏がとても大切にしていたレパートリーでもあるプロコフィエフのソナタ、そしてメインプログラムにはRCAレコードのセカンド・アルバムでも素晴らしい演奏を収録しているショパンのソナタ第3番を据えました。あたかも、これまでの20年間の演奏活動を俯瞰するような豪華なプログラムです。
近年では2年間かけてベートーヴェンのピアノ・ソナタを14曲演奏したベートーヴェン・プロジェクトなど、毎年新しい発見と深い感銘を聴き手に与えてくれる河村氏のピアノ・リサイタル。今回も、きっと忘れられない一夜になることでしょう。


今日は、9月の注目演奏会をご紹介しました。
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坂入健司郎Twitter:https://twitter.com/siegfried512

 
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