【坂入健司郎コラム】ラ・フォル・ジュルネがいよいよ開幕!

2024.04.25

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LFJ2024

こんにちは!坂入健司郎です。
いよいよ、ゴールデンウィーク!
ゴールデンウィークといえば、東京国際フォーラムで開催されるクラシック音楽祭、ラ・フォル・ジュルネが今年も開催されます!17回⽬の開催となる今年は、5⽉3⽇(金・祝)から5月5日(日・祝)まで、東京国際フォーラムをメイン会場とし、90の有料公演が予定されております。今年は5年ぶりに地下のホールEも開放され、無料公演も開催予定。いよいよコロナ禍以前の大規模なラ・フォル・ジュルネが戻ってきます!

▼まだまだ間に合う!イチオシの注目公演!!

5年ぶりの大規模開催ということもあり、注目公演が目白押しですが、ホールAやホールCのオーケストラの公演は、今からでもチケットが購入可能!滅多に聴けない素晴らしい演奏会がたくさんあるので、今日は一挙にご紹介します!

5月4日(土・祝)は、ホールCのオーケストラ公演に要注目。公演番号222、223の角田鋼亮マエストロと横浜シンフォニエッタの公演がおすすめ。公演番号222では、日本で「交響曲の父」との愛称でおなじみのハイドンの傑作交響曲「軍隊」と晩年の傑作「トランペット協奏曲」を一挙に聴けます。その後、公演番号223では「鳥!鳥!北欧の鳥!」というタイトルでシベリウス:トゥオネラの白鳥、ヒルボリ:孔雀物語、ラウタヴァーラ:カントゥス・アルクティクスを演奏します。

ラウタヴァーラのカントゥス・アルクティクスは、本物の鳥の鳴き声を収録した音源を流しながらオーケストラと共に協奏していくという神秘的な作品で、初めて聴く方も一気に心掴まれること間違いなしの名曲です!

最終日の5月5日(日・祝)は、今年限りで引退を表明されている井上道義マエストロと新日本フィルの公演に注目。公演番号314では、クラーク(辻峰拓編)のトランペット・ヴォランタリーと、アーバンのヴェニスの謝肉祭による変奏曲を児玉隼人さんのトランペットで、後半はレスピーギの傑作、交響詩「ローマの祭」が演奏されます。「ローマの祭」は、古代ローマ時代にキルクス(競技場)でキリスト教徒たちがたくさんの観衆の中で猛獣に喰い殺される残酷な祭りの一部始終を克明に描いた強烈な作品。血湧き肉躍るプリミティヴな興奮と共に熱狂の渦に巻き込まれていくことでしょう。

公演番号315のファイナル公演では、伊福部昭のヴァイオリンと管弦楽のための協奏狂詩曲と、伊福部昭のシンフォニア・タプカーラを上演。シンフォニア・タプカーラは、日本人作曲家のオーケストラ作品の中でもとりわけ人気の高い作品で、ローマの祭と並び、「ラ・フォル・ジュルネ」の名に相応しい熱狂の演奏が楽しめるはずです!

▼ぴあも出展!無料公演も充実!

今年は5年ぶりに、東京国際フォーラムの地下2階にあるホールE キオスクが開放され、さまざまな出展ブースや無料公演が予定されています!

私も、5年ぶりに学生時代からの仲間たちである東京ユヴェントス・フィルハーモニーと共に5月5日(日・祝)16:00〜16:20に出演します!曲は、モーツァルトの最高傑作である交響曲第41番 ハ長調《ジュピター》より 第4楽章をお届けします。ぜひ聴きに来てください!

また、ぴあクラシック×OTTAVAで昨年も好評を博した公開収録が今年も開催されます!5月3日から5日のあいだ、様々なゲストを迎えて楽しいトークが繰り広げられますので、ぜひお立ち寄りください!!
詳しいタイムスケジュールはこちらから。
私も5月5日(日・祝)16:30~から出演する予定です。ぜひみなさまと直接お会いできることを楽しみにしております!!※いずれも無料のイベントですが、ホールEの入場にはラ・フォル・ジュルネ期間中の有料公演チケットもしくは半券が必要ですので、あらかじめご容赦くださいませ。

今日は、ゴールデンウィークの風物詩である「ラ・フォル・ジュルネ」についてご紹介しました。
クラシック音楽についての素朴な疑問や気になることは、日々、皆様からのご質問を受け付けております。
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坂入健司郎Twitter:https://twitter.com/siegfried512

 
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