【坂入健司郎コラム】春のおすすめコンサート!

2024.03.28

  • 記事
  • コラム

こんにちは!指揮者の坂入健司郎です。
今日は、春のおすすめコンサートを取り上げたいと思います!

●東京の春音楽祭2024
https://t.pia.jp/pia/events/tokyo-harusai/

今年も東京の春音楽祭が開幕しました。

ウィーンの至宝ともいえるピアニスト、ルドルフ・ブッフビンダーによるベートーヴェンのピアノソナタや、ウィーン・フィルを長年率いるヴァイオリニスト、ライナー・ホーネックによるリサイタルなど、豪華な演奏会がすでに開催されておりますが、これからはいよいよオペラの上演がはじます!

まずは、恒例の東京春祭ワーグナー・シリーズ。今回もマレク・ヤノフスキとNHK交響楽団による演奏で『トリスタンとイゾルデ』が上演されます。今年は同コンビでワーグナー『ニーベルングの指環』ガラ・コンサートも開催されるのも注目。
そして今年も巨匠、リッカルド・ムーティが来日します。ヴェルディの最高傑作のひとつである《アイーダ》を披露。5回目となる東京春祭プッチーニ・シリーズは、こちらもプッチーニの最高傑作、《ラ・ボエーム》が上演されます。音楽祭の最後は、ヴァイグレ指揮の読売日本交響楽団によるR.シュトラウス《エレクトラ》で締め括られます。世界的にも注目されるべき目白押しの豪華プログラムです。

今年、アニヴァーサリーを迎える作曲家にスポットを当てたプログラムも充実しています。生誕200周年を迎えたブルックナーは、《ミサ曲第3番》を名匠ローター・ケーニヒスの指揮で披露。生誕150周年を迎えるシェーンベルクは、ディオティマ弦楽四重奏団が、彼の作曲した弦楽四重奏曲の全曲演奏(!)するのも聴き逃せません。
コンテンポラリー作品を紹介するアンサンブル・アンテルコンタンポランのプログラムも秀逸。4月は東京で濃密な音楽体験ができること間違いなしです。

●ウィーン少年合唱団
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2347772

5月からは、ウィーン少年合唱団の日本公演がスタートします。
1498年、皇帝マクシミリアン1世により宮廷礼拝堂で歌う6名の少年が集められたことに始まったウィーン少年合唱団は、創立から500年以上の歴史を持つ合唱団です。ウィーン・フィルの結成が1842年のことですから、それよりも350年近く古い歴史を持っているんです。彼らは、毎週ウィーン王宮礼拝堂にて日曜ミサで美しい歌声を届けています。ぜひ日本でもその美しい美声に酔いしれてみてはいかがでしょうか。


今日は、春のおすすめコンサートをご紹介しました。

クラシック音楽についての素朴な疑問や気になることは、日々、皆様からのご質問を受け付けております。
ハッシュタグ「#マエストロケンシロウに聞く」をつけてTwitterでお気軽に呟いてみてください!
坂入健司郎Twitter:https://twitter.com/siegfried512

前へ   次へ
▲トップへ