【坂入健司郎コラム】名門・ウィーン交響楽団を堪能する2日間!

2024.02.22

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こんにちは!指揮者の坂入健司郎です。
三寒四温の2月。寒暖差が激しい1週間でしたね。皆様体調にはお気を付けくださいませ。
私は、すでに花粉症に悩まされています。笑

今日は、3月に来日するウィーン交響楽団についてたっぷりとご紹介します。

●鬼才!指揮者オメル・メイール・ヴェルバー、待望の来日。
オメル・メイール・ヴェルバーという指揮者をご存知でしょうか。もしかすると、日本ではあまり聴く機会がないかもしれませんが、ヨーロッパのオーケストラ公演プログラムを眺めてみれば見かけない時は無いというほど、今、ひっぱりだこの人気指揮者なのです。

ヴェルバーの鬼才っぷりを示す映像をご紹介しましょう。NDRエルプフィルハーモニーとの共演のビデオです。

https://youtu.be/dkuboR7gUZ4?si=oeo6O0LTvXtXfRQV

ハイドンの交響曲では、チェンバロを弾きながら指揮。ロシア近現代を代表する作曲家、シュニトケの難曲でもチェンバロを弾き振り。そして、ラストにはチャイコフスキーのマンフレッド交響曲という大曲を巨大なスケールをもって指揮しています。すごい。

今回、ヴェルバーとウィーン交響楽団はブラームスとベートーヴェンの交響曲を演奏しますが、そのプログラムにも含まれているベートーヴェン:交響曲第7番をフランスのオーケストラで演奏している録音もインターネットラジオで聴くことができます。

※01:01:30あたりから始まります。
https://www.radiofrance.fr/francemusique/podcasts/le-concert-du-soir/apotheoses-musicales-bach-webern-beethoven-sadikova-avec-omer-meir-wellber-l-onf-jacob-reuven-1946764

この鮮烈なベートーヴェンを聴いて、私は一瞬でヴェルバーのとりこになってしまいました。これが日本で、そして、名門のウィーン交響楽団と聴けることは、またとない機会といえるでしょう。

●名門オーケストラと河村尚子さんとの夢の共演。
ピアニストの河村尚子さん。私から紹介する必要もないほどの日本、そして世界を代表するピアニストです。私も学生時代から大ファンで、毎年演奏会に通っていますが、毎回新しい世界を眺めさせてくださいます。その河村さんが今回ウィーン交響楽団と共演するのは、ブラームスのピアノ協奏曲第1番。ブラームスのピアノ協奏曲は、ピアノ付き交響曲といっても良いほどオーケストラの構築感と力強いピアニズムを堪能できる超大作。聴き逃せない公演です。

今日は、『名門・ウィーン交響楽団を堪能する2日間!』というテーマでご紹介しました。
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