こんにちは!指揮者の坂入健司郎です。
いよいよ2023年もあとわずか。今年の締めくくりのクラシックはやはり「第九」という皆様も多いのではないでしょうか。
今日は、年末の風物詩となっている「第九」(ベートーヴェンの交響曲第9番)をご紹介します。
●今年も豪華!首都圏の「第九」
指揮:出口大地 (C)hiro.pberg_berlin 指揮:アラン・ギルバート
首都圏では今年も、100公演近くの「第九」が演奏されます。今年のラインナップも超豪華です!
まずは、東京フィルハーモニー交響楽団。今年は大活躍中の指揮者で、先週「題名のない音楽会」でも紹介された出口大地さんが「第九」コンサートにデビューされます。
そして、東京都交響楽団は首席客演指揮者を務めるアラン・ギルバートが登場。名門NDRエルプフィルハーモニーを率いるマエストロの「第九」を存分に堪能できることでしょう。
読売日本交響楽団には、2024年4月から京都市交響楽団の首席客演指揮者に就任予定であるヤン=ウィレム・デ・フリーントが登場。古楽ヴァイオリン奏者ならではのアプローチが「第九」にも際立つことでしょう。今年の日本音楽コンクールで第一位になられた山下裕賀さんがメゾソプラノを務めることも注目です。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団は、オペラの指揮でも大活躍の園田隆一郎さんの指揮で、横浜・相模原・川崎で「第九」を聴くことができます。是非足を運んでみてはいかがでしょうか!
●全国各地でも注目「第九」公演が目白押し!
大阪フィルハーモニー交響楽団には、井上道義さんが登場。ザ・ファイナル・カウントダウンと銘打たれているとおり、2024年で引退を宣言されるマエストロの渾身の演奏が期待されます。
関西フィルハーモニー管弦楽団には首席客演指揮者を務める鈴木優人さんが登場。カウンターテナーで久保法之さんが歌唱されることも注目です。
名古屋フィルハーモニー交響楽団には、音楽監督を務める川瀬賢太郎さんが指揮を務めます。名フィルと川瀬マエストロが築く新時代を目撃できる「第九」となることでしょう!
今日は、年末の風物詩である「第九」の演奏会についてご紹介しました。
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坂入健司郎Twitter:https://twitter.com/siegfried512