夏の風物詩!セイジ・オザワ 松本フェスティバルへ行こう!

2023.08.09

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OMF

こんにちは!指揮者の坂入健司郎です。

毎日大変暑い日が続きますね…皆様、熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい。私は暑さにはめっぽう弱く、すでに夏バテ気味です(笑)
今日は、夏の終わりに開催される日本のクラシック風物詩、セイジ・オザワ松本フェスティバルをご紹介します。

⚫︎ セイジ・オザワ松本フェスティバルとは
1992年に世界的指揮者の小澤征爾氏が恩師である齋藤秀雄氏の名を冠して創立し、毎夏、長野県松本市で開催されてきた音楽祭『サイトウ・キネン・フェスティバル松本』。2015年からは『セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)』としてますます充実した演奏が繰り広げられている、日本を代表するクラシック音楽祭です。今年は、8月19日から9月6日にかけて、松本市で開催されます。

⚫︎今年の音楽祭の聴きどころ
今年のOMFは映画音楽の巨匠、ジョン・ウィリアムズが来日し指揮を執ることで話題になりました(チケットは現在、予定枚数終了)が、そのほかの演目も充実しています。俊英ディエゴ・マテウスが指揮するプッチーニ:「ラ・ボエーム」(抜粋)や、ステファン・ドゥネーヴが指揮するサイトウ・キネン・オーケストラの演奏会(プログラムA)等々、まだまだチケットが入手出来る公演もあります!
とりわけ、ステファン・ドゥネーヴが指揮する演奏会は、バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」より シンフォニック・ダンスと、ジョン・ウィリアムズ:チューバ協奏曲というアメリカの音楽から、彼が最も得意とするプーランク:スターバト・マーテル、そしてラヴェル:ダフニスとクロエ 第二組曲と、珠玉のプログラムを堪能できます。

⚫︎秋の始まりを告げる松本の魅力も満喫!
演奏会前には、歴史深い松本の街を堪能できるのも、この音楽祭の魅力です。松本城を観るもよし、絶品の蕎麦屋の数々を巡るもよし、趣深い喫茶店に入るもよし…時間に余裕があれば景勝・上高地へ足を伸ばしてみるのもオススメです。
蒸し暑い夏の都心を避けて、空気が澄み切っていて過ごしやすい松本で深呼吸しながら聴く音楽は格別な時間となるでしょう。

今日は、「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」についてご紹介しました。
クラシック音楽についての素朴な疑問や気になることは、日々、皆様からのご質問を受け付けております。
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坂入健司郎Twitter:https://twitter.com/siegfried512

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