今井俊輔後援会~Volare!~
今井俊輔後援会~Volare!~
ゲストさん

新規登録

ログイン

【Blog】三越カルチャーサロン出張講座「綱町三井倶楽部、ランチタイムコンサート」

2024.12.06

  • BLOG

皆様こんにちは!
寒くなったり暖かくなったりとなかなか気温が安定しない日が続きますが如何お過ごしでしょうか?

先日約1年ぶりに綱町三井倶楽部にて三越カルチャーサロン出張講座として演奏させていただきました。
暑い時期にこちらで演奏させて頂く事が多かったのですが今年は、12月開催ということで、三井倶楽部の中はクリスマスツリーがあったり、お庭は紅葉が綺麗だったりとガラリと雰囲気が変わっていました。

というわけで今回のプログラムはもちろん、クリスマスにちなんだ曲・・・ではなく。
1800年代後半を生きてきた作曲家の土臭い音楽。

をテーマに演奏しました笑

三越カルチャーサロンの出張講座ということもあるので、毎回少しいつもと違ったテーマを隠し味に使いつつプログラムをしています🎵

今回取り上げた1800年代後半の作曲家は。

エルネスト・デ・クルティス。
山田耕筰。
そして、ジャコモ・プッチーニです。

エルネスト・デ・クルティスはイタリア、ナポリの出身の作曲家で、有名な曲では「帰れソレント」「忘れな草」があります。
20世紀前半に一世を風靡したテノール「ベニャミーノ・ジーリ」の伴奏者でもあり、その彼が出演した映画で音楽を担当し「忘れな草」が生まれました。

日本的な立場で言うと古関裕而さんと、古賀政男さんのミックスといった感じでしょうか笑
ナポリ語を主体とした音楽が多く、色々な歌手から愛され、歌われています。

このエルネスト・デ・クルティスの10年後ぐらいに生まれたのが、日本を代表する作曲家「山田耕筰」。

山田耕筰さんは歌曲や室内楽はもちろん、オペラも作曲されていますし、NHK交響楽団の(前身)設立舎でもあります。

2人に共通するのは1800年代後半、そして現代的でありながらもその土地に根付いた音楽を愛し、多く題材にしています。

ちなみにデ・クルティスは日本語表記だとデクルティスとも書きます。
こちらが一般的なのかなと思うのですが、「デ」というのは「〜の」的な意味があります。
つまりは、「クルティスさんとこのエルネストくん」てことです。
今井の俊輔→今井さんとこの俊輔てなわけです。
かの黄金のトランペットと異名をもつテノール「マリオ・デル・モナコ」。

この方もよく、デルモナコと表記されるのですが「デル」には〜のという意味があります。
さらにらこの「ル」の部分は定冠詞がくっついているのでモナコが地域みたいな感じになります。
そんなわけで「モナコのマリオさん」、僕でいうと「前橋の俊輔くん」もしくはもっと狭めた「◯◯町の俊輔くん」という意味になります笑

なので「デ・クルティス」「デル・モナコ」と表記してほしいなーって思う今日この頃です。

そしてオペラ作曲家からは1850年代に生まれた「ジャコモ・プッチーニ」。
2024年は没後100年としてよく取り上げられています。
僕も12月24日のリサイタルではプッチーニを中心に歌わせていただきます。

プッチーニも様々な地域に焦点をあててその地の音楽を積極的にとりおれてきました。
「蝶々夫人」ではお江戸日本橋、さくらさくら、宮さん、君が代、星条旗など。
トゥーランドットでは中国江蘇省の民謡「茉莉花」や、清国国歌など。

今回演奏した「西部の娘」はゴールドラッシュの時代を題材にした男らしい作品です。
西部の娘ではアメリカン・インディアンの歌で、老犬トレイThe Old Dog Trayや、ドゥーダ・ドゥーダ・デイDooda, Dooda, Dayが引用されていたりJAZZが取り入られています。

そんな「土地」を隠しテーマに今回の三越カルチャーサロン出張講座を三井倶楽部で行いました。(長かった笑)

もちろんクリスマスの曲もアンコールには容易しました🎵
いくつか用意していたのですが歌い過ぎ、話し過ぎでアンコールが2曲になってしまいましたが。。。

なんとも僕としては楽しいコンサートになりました笑

なんといってもロケーションは最高!!!

ですから🎵

一度是非!!綱町三井倶楽部へ。そして僕のコンサートへお越しください。



次へ   前へ
▲トップへ