【VOICE】■OPEN THE DOOR

2022.10.21

  • Voice

ラジオのディレクターさんなどに教えてもらい、

最近の人たちというか、

今ホットな音楽を少しずつ聴いています。

タイミングがあるんですよね。

 

なにかを自分で作っているときに、

あまりにも素晴らしい別のものを聴いてしまったりすると、

その衝撃によって、今手掛けているものが違って見えたり、

迷いが出たり、精神に影響を受け、

進行に差し障りが出てしまう場合があるので、

なんか良さそうだな、、、、とか、

きっとすごくいいんだろうな、、

ヤバそうだな、、という予感がするものは、

できるだけ一段落したときに聴きたいんですよね。

 

 

以前、建築家の方と話したとき、

いつかはこの目で見なければならないと考えたいた、

建造物を見に行ったものの、

遠目にそれを見た瞬間に、

もうそれだけで「なにかやばい」と感じ、

一度立ち止まり、冷静に考えて、

やはり今が見るときではないと感じて、

戻ってきたという話を伺ったことがあります。

そのときは、「いい話ですね」と笑ったんですが、

すごく「わかる」と思いました。

 

 

一段落したときに見たいんですよね。

一段落にもいろいろありますね。

半年くらいとか、長いものだと10年とか。

ひとつの発想の源泉というか、

自分なりの世界観や概念、

そういう水脈を掘り尽くすまでに、、、

掘り尽くすというのは、

そのイメージを自分なりに作品に昇華させて

実演してきたなと思うまでに、

10年くらいかかるとして、

それまでは突き進みたいんですよね。

迷いたくない。

 

そして、ある日、

これからの自分が夢中になって掘るべき、

新たなる水脈とかいうか鉱脈がどこかにあるんじゃないか、

あって欲しい、探したい、

そういう気分が、じわじわと内外から迫り、

ときには運命のように感じようとしたり。

気のせいだったりすることも多いですが、

そういう、ポカーンとした、

幼い頃、風邪で学校を休んだ日の昼間のような、

異次元空間で、大きな変化が静かにやってきたりしますね。

 

わかりにくい話をしましたが、

今日もほどよくがんばりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

▲トップへ