【VOICE】■友よ、ふんどしどうなってますか、とは?

2022.02.24

  • Voice


日本海側の大雪情報、観ています。
雪深い地域で暮らしたことがないので、
実際のところの細かなイメージはうまくできませんが、
自分なりに雰囲気は感じています。

ところで、もう10数年前に、
北陸だったか信越だったかにお住まいの方が、
雪の季節に大阪の会場までコンサートに訪れた際、
まず家を出発するための準備(雪下ろし?)から、
吹雪く空港までの道中、
運行状況など流動的な交通機関の様子、
大阪についてからのアクセス。

緊迫する数時間と格闘し、
開演数分前になんとか会場の自分の座席に到着(!)
とにかくホッとして椅子に腰を下ろすと、
家出発から到着までの数時間の
トム・クルーズばりの自らの奮闘場面が、
走馬灯のように(?)蘇り、
なにかわからない感情がこみ上げる中、
ステージにライトを浴びた私が登場した途端、
安堵で胸がいっぱいになり、ただただ涙あふれた、、、。
というお話を聞かせていただいたことがあります。

もらい泣き寸前でしたが、
このお話だけではなく、コンサートとは一回一回が、
1000や2000ものSTORYに溢れた奇跡の瞬間なのだと、
心のふんどしを締め直したものです。


今、雪だけでなく、
コンサートにどう対応するか、
音楽ファンの方にも様々な思いがあると思います。
自分の座席までたどり着くためには、
様々な調整を必要とされる方も多いです。


お客様に心労を強いるようなことになるなら、
数年間はコンサートをやらなくてもよいのではないか、
というふうにも何度か考えました。
しかしコンサートをやらないということを決断するためには、
様々なことを終わらせる必要があり、
それを選べばもう同じような形では再開できないだろうとも考え、
結局はそのような判断をすることができませんでした。

混沌とした中で、様々な声を受け入れ、
幅を持ちながら物事を前に進めていくためには、
自分自身に対しても清濁併せ呑む心持ちが必要でしょう。


これは、えらいこっちゃ〜〜ということで、
心のふんどしを締め直すどころか、
ふんどしを履き替える必要さえありそうです。

それは何故かというと、
自分がふんどしを履いていることさえ、
普段は忘れがちですからね。

お客様もまた、決意をもって、
ふんどしを履き替えている可能性もあります。


FUNDOSHI

なにか新鮮な響きが気に入り、
これを言いたいがためにこの文章を書いたかもしれません。

3月には「遠回り」
5月6月にホールツアー

これを決めたからには、
座席までたどり着いていただいた皆様には、
ぞんぶんに私の音楽をお楽しみいただくべく、
自己最高の時間を作りたいと思います。

座席は無理なんだよ〜という方には、
違う形で楽しみをお届けできたらいいなって思ってます。


昨夜は「バトンソングスカフェ」に参加しました。
ご視聴いただいた皆様、ありがとうございました!
年齢や職業の違う皆様と音楽のお話をさせていただき、
なるほど思うことばかりで、とても参考になり勉強になりました。



今日は「馬八先生」の仕込みDAYです。

よい木曜日にしましょう!







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