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CATCH EYE

ナナヲアカリ

2026.09.01

  • CATCH EYE

INTERVIEW

悩みながら、一歩一歩進んできた自負があるので、
そこはすごく大事にして制作を進めていきました。

text:吉羽さおり photo:市村円香 
editor:武内和子(ぴあ)/幡野美和子(ぴあ)
Hair & make:Kana Mizuno stylist:Kan Fuchigami

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 今年の"ナナヲの日"=7月7日には、スペシャルなゲストを迎えてのライブ「NANAOAKARI 7th anniversary stage.7 ライブ&パーティー 第十五話−770の日−」を開催し、メジャー・デビュー7周年のアニバーサリー・イヤーを締め括った、ナナヲアカリ。
「そもそも自分がメジャー・シーンで7年も活動できると思っていなかったですし。昨年から7周年イヤーでいろいろやらせてもらったんですけど、正直、走り切れるのかな? って不安もあったんです。でもたくさんのライブをやってきて、特に2026年に入ってからは、自分に対しても信頼できる気持ちが芽生えてきました。7月7日は、大好きな人たちが集まってくれてすごくいい時間にできたので、走り切った! っていう気持ちに満ちた1日になったんです。続けることができて良かったなって、改めて思いました」
 そんな自分に対する信頼は次への跳躍のロイター板にもなったのだろう。2026年第1弾としてCDリリースされた「ボーイゼンガールズ/∞劣等星」はともにエネルギーあふれるロック・チューンで、反り立つ壁や困難を勢いよく突破していくシングルとなった。「ボーイゼンガールズ」は「ボートレース2026」の後期CMソングとして現在オンエア中の楽曲で、耳を突破してくるその爽快な歌声に思わずTV画面に釘づけになった人もいるのではないか。
「多分みなさん、ナナヲアカリといえばアニメの歌を歌っている人というイメージが強いと思うんですけど。ボートレース×ナナヲアカリという組み合わせって、未知の世界というかイメージが湧かないじゃないですか。私自身"え? ボートレースと私? 大丈夫ですか!?"という感じだったんです」

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 しかしCMのテーマ"ゼロからプロへ"に、心惹かれたと言う。
「私もそうですが、あらゆる人がゼロから何かを始めた経験があると思うんです。私は私で、ゼロからデビューし、ちょうど7周年を走り切るタイミングでもあったので、自分とリンクするものがあるなと思い、制作に臨むことができたんです。歌詞でもそのテーマを重視しました。ただ自分は常に前を向いている人間ではないし、自信満々でもないけど、悩みながら、でも一歩一歩進んできた自負があるので、そこはすごく大事にして制作を進めていきました」
 脳内で超高速のRPGを繰り広げるような、ひとりで悩んでは落ち込んだり、強がって撃沈することもある。そんな、ナナヲアカリらしい七転八倒ぶりも窺わせつつ、ストレートなギターロックと、意志のあるまっすぐなハイトーンのボーカルは、何度も立ち止まってしまう背中を押す追い風となる。
「CM曲としてだけでなく、フェスシーンやライブシーンでも愛してもらえるような曲を目指していて。打ち込みがいっぱいとかじゃなく音像的にはまっすぐなギターロックを作りたかったんです。レコーディングでも、ギターを弾きながら歌っている情景を浮かべて歌えましたし、これまでライブをやって培ってきたドライブ感をこの曲に乗せることもできたんじゃないかなと思っています」
 ライブでもぜひ大合唱したい曲だ。もう1曲の「∞劣等星」はアニメ「黒猫と魔女の教室」第2クールのオープニング・テーマとなっている。tepeによるプロデュースで、こちらはアッパーでアグレッシブなミクスチャー・ロックだ。
「2クール目に入ったアニメのオープニング・テーマなんですけど、「雷火」(2021年)以来のラップパートもある曲なので、そこも新鮮というか、楽しいなって思いながら歌っています」

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 さらに最近DJ活動も始めたというナナヲアカリ。今作では、出演したDJイベントの現場で久々に会ったD.wattに「ムリムリ進化論」のリミックスをお願いするなど、フットワークも軽い。因みに最新のアーティスト写真は、ナナヲアカリがパソコン画面から飛び出してきた構図。活動の始まりでもあるネットカルチャーの世界も大事にしつつ、より新しい世界へとリーチしていこうという彼女の思いが窺える。
「7周年の企画や「明日の私に幸あれ」で多くの方に知ってもらえたものの『ナナヲアカリって顔出ししてたんだ?』とも言われていて。ずっと顔を出してはいたんですけどアイコンやMVもほぼ二次元だったので、確かに知ろうとしないと辿り着けないかなって思って、今回は目を引くようなアーティスト写真にしてみました」
 10月4日からは「SIDE B」と題した全国ツアーが始まる。デビュー8年目となる今年は、作品でもライブでも、ナナヲアカリの解像度を上げていく年になりそうだ。
「今回は、もともと持ってはいたけどあまり出してこなかった部分をどう見せていこうかと考えています。スポットを浴びていない曲で、実はめっちゃ好きな曲もあるし。サポートメンバーとの関係値も深くなってきたからこそ、これまでやってきた曲もアレンジを変えてみたりして、より深いライブができそうだなと思っています」

PROFILE

ななをあかり
'18年、メジャー・デビュー。印象的なファニーボイスとディスコミュニケーション的なキャラクターで支持されている。メジャー・デビュー7周年を迎えた昨年は「明日の私に幸あれ」でバズを起こし、幅広い世代から注目を集めた。本年8月26日に「ボーイゼンガールズ/∞劣等星」をCDでリリース。10月からは全国ツアーが始動。
アルバム

SINGLE「ボーイゼンガールズ/∞劣等星」
発売中
4500円(税込) AICL-4953〜5[2CD+GOODS完全生産限定盤]
2200円(税込) AICL-4956/7[CD+BD期間生産限定盤]
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