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CATCH EYE

Penthouse

2026.08.03

  • CATCH EYE

INTERVIEW

広い意味でいろんな音楽に触れてもらえる
入口になるアルバムになったんじゃないかな。

text:松本侃士 photo:福井麻衣子 
editor:武内和子(ぴあ)/幡野美和子(ぴあ)

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 今年3月に、初の日本武道館単独公演を成功させたPenthouseが、その勢いのまま3rdアルバムを完成させた。リリースを重ねていくなかでできていったというこの最新アルバムについて、メンバーの浪岡真太郎(vo&g)、大島真帆(vo)、大原拓真(b)に訊いた。
「最近は、アルバム単位で楽しむという音楽体験が主流じゃなくなったと思います。だから、アルバムよりは1曲1曲を強いものに仕上げたい。それをまとめたなかに、アルバムでしかやれない僕らのルーツのような曲も入れて完成した、という感じです」(浪岡)
 これまで以上に多様な楽曲を束ねた今作には、『Neon Garden』というタイトルが冠された。
「"Garden"って、すごく開かれている場所だと思っていて。実際に今回のアルバムには、それを象徴するように、ゴスペルっぽい曲だったり、ファンクっぽい曲だったり、いわゆる王道のJ-POPではない音楽を始め、本当にバリエーション豊かな楽曲が入っています。Penthouseの音楽を変に定義づけせずに、広い意味でいろんな音楽に触れてもらえる入口になるアルバムになったんじゃないかなと感じています」(大島)
「例えば、「Drop It Down」のように、普通にJ-POPだけを聴いていたら入ってこないような音楽を、僕らをきっかけに知ってもらえたらいいと思うんですよね。音楽の楽しさをどんどん知ってもらうきっかけになるようなバンドでありたいと思っています」(大原)
 王道のJ-POPに大胆に接近したリード曲「恋する神様」では、メインの作詞を大原が手掛けた。
「若い人に聴いてもらうことを目指して書いた歌詞ですね。今までのPenthouseの曲にはないぐらい、すごくかわいい言葉が入っていて。たぶん3、4年前だったらできなかったというか、まだ浪岡もほかのメンバーも僕も、もうちょっとPenthouseとしてやれる範囲を狭くとらえていたと思うんです。でもみんなに聴いてもらう曲を作るっていうテーマに向けて、だんだんこういうポップな世界観も歌える懐ができてきた。この曲が持つ力や雰囲気があったからこそ今回踏み出せたと思っていますし、こういった曲にどういう反響が来るかすごい楽しみです」(大原)

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 Penthouseの新しい可能性を押し広げた同曲について、作曲を手掛けた浪岡はこう語る。
「数年前にこの曲のデモを作ったときは、アレンジをどうするか迷って、結局そのままにしていたんですよね。でも、この2、3年の間にアレンジの引き出しが増えてきて、今だったら形になりそうだなと思えたんです。それと歌詞の作り方においても、バンドとして大きな変化があった曲で。あんまり話し込んだりしなくても、当初の意図と合う歌詞が早い段階で出てきたり、『ここの歌詞のハマり、ギリギリだな』というところについても、予めお互いの認識が合ったうえで意思疎通を重ねながら、より良い歌詞を追求することができるようになりました」(浪岡)
 これまでのPenthouseの楽曲がそうであったように、きっと今作の楽曲も、ライブのステージで新しい輝きを見せてくれるはずだ。
「アレンジが違ったり、楽器隊がすごく魅了したり、コール&レスポンスがあったり、そういうところがPenthouseのライブの魅力であり、Penthouseの大きな強みであるんじゃないかなと感じていて。だから、すごくリピートしてライブに足を運んでくださるお客さんが多いのかなと思っています。アルバムの曲で言うと、初めて私が丸々1曲分の作詞を手掛けた「シルエット」は、ライブではミュージカル・ナンバーのようにもやれるかなと思っていて、今から楽しみです。この曲はホーンやストリングスが入っている贅沢なナンバーなんですけど、まだPenthouseとしてはストリングスと一緒にライブをやったことがなくて。いつかご一緒することになったときに、どういうふうに魅せることができるのか、我々としては未知な世界なのでワクワクします」(大島)

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「ライブで楽しみな曲が揃っているという意味では、今回のアルバムは過去イチかもしれないですね。「Balloon」は、バラードだけどこってりし過ぎていなくて。そういう曲は今までなかったので、シーンを変えるうえではすごく重宝しそうな曲だと思います。「シルエット」についても、今までは真帆がメインで歌う曲がほとんどなかったんですが、今回そこに新しい選択肢ができたし、ライブの演出もいろんなパターンを考えられそうだなと思います」(大原)
 そしてPenthouseは、10月よりバンドとしては初となるライブハウス・ツアーを、12月にはアルバム名を冠した東名阪ホール・ツアー「ONE MAN LIVE TOUR 2026 "Neon Garden"」を開催する。バンドの認知や支持が大きく高まり続けている状況のなか、バンドの今後の展望を彼らはどう考えているのだろうか。
「僕は、ヒット曲がほしいなと思っていて。日本人なら誰でも全員が知っているようなバンドになりたいですね」(浪岡)

PROFILE

ぺんとはうす
浪岡真太郎(vo&g/写真)、大島真帆(vo/写真)、Cateen(pf)、矢野慎太郎(g)、大原拓真(b/写真)、平井辰典(ds)。'21年、メジャー・デビュー。本年3月には自身初の日本武道館公演を成功させた。7月29日、3rdアルバム『Neon Garden』をリリースし、10月より初のライブハウス・ツアーを、12月に東名阪ホール・ツアーを行う。
アルバム

ALBUM『Neon Garden』
発売中
6600円(税込) VIZL-2543[BD付初回限定盤]
3300円(税込) VICL-66159[通常盤]
Victor Entertainment
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