時速36km
2026.05.01
- CATCH EYE
バンドを10年やってきた俺たち自身の姿が
伝わるように書いたつもりです。
text:鈴木宏和 photo:福井麻衣子
editor:幡野美和子(ぴあ)/中村紀子(ぴあ)
hair & make:阿部孝介(Hütte) stylist:渕上カン

東京発、ライブハウス・シーンで着実に評価と人気を拡大してきた時速36kmが、結成10周年の節目に両A面シングル「その未来/ハロー」で文字通り、満を持してメジャー・デビューを果たした。
「1500人キャパぐらいの会場でワンマンをやれるようになれば、自分たちが満足すると思っていたんです。でも、実際にそうなってみたらあまり満足できなくて。そこで、メジャーに行かないとダメだと感じました」(オギノ)
「その未来」は人気TVアニメ「ONE PIECE」新章のエンディング曲。切なくなるほど真っすぐで熱い、「ロックの正義とはかっこいいのに泣けること」(仲川)という言葉を体現したようなアンセムで、ライブで観客が拳を突き上げ大合唱する光景が目に浮かぶ。
「今も毎週読んでいる大好きな作品なので、お話をいただいて、これ以上ないというくらい嬉しくて。少年だったあのときの自分が聴いてワクワクするかを考えて、曲を作っていきました。歌詞は大海賊時代の空気感みたいなものと、バンドを10年やってきた俺たち自身の姿が伝わるように書いたつもりです」(仲川)
「この曲で、バンドとしてもひとつステージを上げることができたと感じていますし、自信を持って世に送り出せました」(松本)
2020年より配信されていた「ハロー」は、2分強に思いの丈をぎっしりと詰め込んだ激烈にエモーショナルなナンバー。やはり、かっこいいのに泣けてくる。
「コロナ禍で活動に限界を感じ始めていたときに、尾田栄一郎先生(「ONE PIECE」作者)が好きな曲に「ハロー」を挙げてくださって。僕らを奮い立たせてくれた曲です」(オギノ)
「この曲からいろんな人に聴いてもらえる機会が増えました。ファンの方もこの曲を大事にしてくれている感じがあるし、僕たちも大事にしていきたいですね」(石井)
6月にはアルバムもリリース予定の彼らは、7月から全国ツアーを開催する。行かない手は、ない。
「『時速36kmは、こういうバンドです。あなたが応援するに足るバンドだと思います』と、しっかり伝えられるようなツアーにできればと思っています」(仲川)
PROFILE
- じそくさんじゅうろっきろ
- 仲川慎之介(vo&g)、オギノテツ(b)、松本ヒデアキ(ds)、石井開(g)。'16年に結成した東京都・江古田発のロックバンド。疾走感のあるサウンド、胸に突き刺さるような歌声と歌詞、熱いライブパフォーマンスが音楽ファンから支持を得ている。本年4月24日、両A面シングル「その未来/ハロー」でメジャー・デビュー。
SINGLE「その未来/ハロー」
発売中
1210円(税込) PCCA-06475[期間生産限定アニメ盤]
1210円(税込) PCCA-06476[通常盤]
ポニーキャニオン
