「貴族のスマホから」第14弾『孤高の麗人』
皆様、「盆じゅーる!期間」が今日で明ける。
このようなご時世でいつものような帰省を控えた平民も多かった事だろう。
この写真は、小劇場時代上演した「孤高の麗人」。
今から8年前のもの。
当時は、ラルドさんも観来さんもおらず。
左端には懐かしい旧団員の袋小路トマルが、威勢よく乾杯している。彼もまた素晴らしく天才肌のコメディアンだった。
貴族の人生にも色々ある。
プライベートな理由で貴族の称号を返還し平民に戻ってゆく者も。
だが仲間は仲間。
会えずとも仲間。
心はあの日の記憶と共に固く繋がっている。
親戚ならば尚のこと。離れていてもお互いを思い、感謝し、幼き頃からの思い出を共有しているからこその「絆」がそこにある。
どこかの大臣が酔いしれて口にした薄っぺらい文言とは違う、濃密な「絆」である。
物理的な密、が叶わぬとも我々は精神で密接になれるのだ。
生きている者、逝ってしまった者、その隔てを超えて密になれる時を、お盆という昔からの慣わしで自ら「見えるものと見えぬものの存在」を感じ、それを後世に繋ぐこと。
貴族は、
【日本に生まれてよかった、日本で育ちよかった】と子供たちが感じられる「今」を生きたいと思う。
「今」は着実に「未来」に繋がっている。そこに隔たりはない。
貴族として生き、力強い貴族の足跡を札幌の地に遺したい。
これからも平民と共に歩む所存。
盆ぼやーじゅ!