両国国技館への道 其の二十

2023.07.20

  • STAFF BLOG

両国国技館への道 其の二十

皆様お疲れ様です。
早くも7月も後半に入ろうとしておりますね。
暑い、暑いと言っているだけでは結局暑いだけなのであまり気にしない様にしているのですが、
まあそれにしても暑いですね。
でも私はやはり夏と言えば暑いものなので、今年の夏はなんか夏らしい夏だな!とポジティブに
捉えております。熱中症アラートも重要でありがたいですが、もう少しなんというか、
表現を柔らかくすればいいのかな。

その昔、私は学生時代にレストランでアルバイトをしておりまして、そのお店はいわゆるデザイナーズレストランでめちゃくちゃお洒落で提供するお食事もしっかりしてて、、
今思えばその道に進んでしまうのではないかというぐらい働いてました。
その店で料理の腕を鍛えられ、自炊するには事欠かない腕前になりました。なので基本的には自炊をする様にしています。どれだけ忙しくても自分の体調を整えるために極力外食はしてないです。
とはいえ仕事が忙しいとどうしてもすぐ作るのがしんどい、、という時のために常にカレーを作って保存してあります。こんな暑い時期は作り置きは危ないので、何個にも小分けにして冷凍して、、
割とまめなんです。笑

料理はどこか音楽制作と似ている気がします。
材料が演奏家だとするならば、調理する人がディレクター。調理法がレコーディング(演奏)だとして味付けがミキシング(音のバランスを整えていく作業)。
マニアックな話ですが、何かを作るということはある程度のアイデアが必要で、
イメージしながら形にしていく。もちろん作ったことがないものは経験値から想像するしかないのでその想像力が全て。なので、ちょっとイメージが湧かずなんとなく作ってみるとう〜んこれは自分で言うのもなんだけどあまり美味しくないかも、、なんてこともありますね。笑
味を整えるのも最高の音楽になるよう整えていくのも同じだなあって思います。1人で作るのと多数で作るのとちょっと違いはありますが。

子供の時に友達の家で遊んで、そのまま夕飯をご馳走になったことはよくあると思います。
その時に、自宅で夕飯として出されたことがあるハンバーグ(例えばです)を自宅以外の家でいただいた時に味も焼き加減も全然違って驚いたことを思い出します。
決して美味しくないわけではない。でもなんだろうこの違和感。すごく不思議でした。
自宅で母が作る食事って原点なんだな、とつくづく思い出します。

才能はもちろんとして、自分の記憶に残る何かを探りながらものづくりをしている全ての人たちってとっても尊敬できますね。支度部屋に入門(入会)された方々もそんな思いであるのでは、と思って書いてみました。

週末も暑さにお気をつけて!

 
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